こんにちは!
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
初めましての方も常連の読者のかたにも、最近、自分のプロフィールを書き直しました。もともと昔、ブログを書いていたココログのプロフィールが文字が小さくなっていましたので、こちらのはてなブログに書き直しました。
さて9月26日の先週の土曜日の漢方相談会の振り返りです。
最近、やっとコロナ禍も東北のほうは落ち着いてきたようで人の動き、交流が活発になっています。仙台市から東根市の土屋薬局まで来店されるお客様も少しずつではありますが、増えてきています。精一杯、土屋薬局にしかやれない漢方相談をしていきたいです。
その中で良かったお話です。
基礎体温表が高めで高温期が37℃を越えて低温期も36・5ぐらいのお客様の漢方相談をしています。
体質を改善して流産になりにくいことも目標にしています。
良かったことが4つありました。
①半年ぶりに排卵期の不正出血がなかったこと。
②イライラが減ったこと
③生理に血塊(けっかい)がでなかったこと
④舌ベロの瘀斑(おはん)がきれいになってきたこと
とくにわたしの経験からはいわゆる「本調子でないとき」「本来の健康的であるといえないとき」には排卵期の不正出血は妊娠しづらいことが多いと思います。
排卵期の不正出血はタイプ別に分けますと
①気虚(ききょ)
②実熱(じつねつ)
この2つのパターンがあります。
一般的には①気虚タイプの排卵期の不正出血、いわば大事なものが漏れてしまう体質は妊娠力も足りずに、高温期もしっかりとしない。月経周期も長めで黄体機能不全にもなりやすい体質だと思います。
もうひとつの②実熱タイプは先程のお客様のように基礎体温表が高めのケースが多いかなと思います。
「熱」があるので、「血」が動いて出血してしまいます。
体質が頑丈でしっかりしているけども不正出血になってしまいがちです。
この場合には、体にこもった「過剰な熱」を冷ますことが大切になってきます。
以上になりますが、よく「生理痛の有無」が不妊につながるかどうかいわれますが「排卵期の不正出血」の有無も大切な話でした。
参考になりましたら、幸いです。
排卵期の不正出血は①気虚タイプも漢方を服用していくうちに改善していきます。
②の「実熱」タイプの不正出血などは経験を積んでいないと漢方相談できないかもしれませんので、①気虚タイプも含めまして、不妊の状態で子宝希望で排卵期の不正出血があるようなかたの場合には、土屋薬局までご相談お寄せ下さい。