サクラソウです。(2005年5月4日撮影)
1週間ほど前から、我が家の庭で咲いています。
4~5年前に112号線を通って庄内へ抜けるときに、月山湖の寒河江ダムで山野草として売られていました。
私には珍しく、ふとした気まぐれで購入してきたのですが、庭に埋めたところ立派に育つようになりました。
毎年、少しずつではありますが、株も増えてきているようです。
私の持っている本から、サクラソウを紹介してお別れしましょう。
サクラソウ
花期 4~5月
サクラソウ科
「生態」
北海道南部、本州、四国、九州の高原や低地の川原の湿地などに群生する多年草。
近年では自生はまれになった。
「特徴」
葉は楕円形でしわが多く、全体に白い柔毛がある。
高さ15~40cmの直立した花茎に3~5個の花をつける。
花茎2~3cmで5個に深く裂け、さらに各片が半分くらい裂ける。
日本のサクラソウ類の代表でもありニホンサクラソウとも呼ばれる。
埼玉県浦和市田島ヶ原の群生地は江戸時代から名勝地とされ、現在は国の特別天然記念物に指定されている。
園芸品種(プリムラ)は約300種もあり、花形、花色とも多彩。
…「日本の山野草(成美堂出版)」より、引用させて頂きました。
ありがとうございます。
もう一冊の本からもサクラソウを紹介しましょう。
サクラソウ
草丈=15~30cm
葉=長さ5~15cm、長楕円形
花=花茎2~3cm
花色=紅紫色、白色
花期=4~5月
分布=北海道、本州、四国、九州
北海道から九州まで全国に広く分布している多年草だが、
野生のものはかなり人里から離れないと見られなくなった。
原野の湿地、谷地などの湿りけの多い場所に群生する。
ただし最近は、植物園などで管理栽培しているので花を目にする機会は多いし、園芸品種もある。
花は5弁花ではなく筒状花で、筒状の花弁の先端が5つに分かれている。
茎先に5~20個の花が花序をつくっている姿は優美で女性的。
紅紫色の花が一般的だが、まれに白花も見られる。
…「山野草ウオッチング(大泉書店)」より引用させて頂きました。
ありがとうございました。
それにしても、なんと可憐で守ってあげたくなる花でしょうか。
ひっそりと咲いている姿が、いじらしいです。