お客様の快諾を得まして、嬉しいお便りの紹介をさせて頂きます。
不妊症の子宝の漢方相談です。
「うちは息子が誕生しました。
これも土屋薬局さんに相談して漢方薬を処方して頂いたお陰です。
飲みだしてほんとすぐに妊娠がわかっちゃいましたので・・・(^^;)
すごい効果だなあと思います。
心から感謝しております。」
ということで男の子の青いアルバムをお送りさせて頂きました。
以前のご相談内容を紹介させて頂きます。
Iさんは、31歳です。
生理不順で基礎体温の低温期などが不安定です。
ストレスや生理前にイライラすることなどもあり、生理は25~35日周期です。
寒がり、冷え性などもあります。
さて、当店からは養血調経作用のある「当帰が配合されている補血薬」で生理のリズムを整えていくことをメインにしました。
併用する漢方薬としてましては、生理の周期が25~35日周期ですと、気鬱(きうつ)といってストレスの影響が大ですので、「心と体のリズムが良くなる漢方薬」を一緒に併用をお勧めしました。
「当帰が配合されている漢方薬」と「心と体のリズムが良くなる漢方薬」で生理のリズムを整えていきます。
これは「調経法」と呼ばれる方法です。
次に、「周期療法」をしていくときには、卵巣年齢を若くして、からだのホルモン分泌を良くするような漢方薬を併用しますと妊娠しやすくなりますので、「人参と鹿茸が配合された高貴薬と呼ばれる補腎薬」をお勧めしました。
都合、3点の服用で体調を整えていくことになります。
またご主人様も仕事などで疲れやすいとのことで、「男性用補腎薬」を服用していきます。
ご主人様も、健康で元気になったほうが、お二人のためにも効果的です。
初めての漢方相談が平成16年の10月だったのですが、その後漢方を服用してからは、Iさんはとても体調が良くなったとのことでした。
お母様にも、「当帰が配合された漢方薬」を1本プレゼントしたら、とても喜ばれたそうです。
その後、11月には「血行を改善して淤血(おけつ)を解消して、卵巣や子宮内膜の働きを良くするため」に、「血行を改善する山形県の花…紅花配合の駆淤血剤」もお勧めしました。
血行が良くなることも、とても大切です。
漢方を服用してからは、基礎体温がこころなしか、きれいになってきた。
今月は残念ながら、生理がきてしまったが、高温期もしっかりとしていたし、肩こりも頭痛もなくて、とてもいい感じだったそうです。
その後、検査の結果、高プロラクチン血症と言われましたので、漢方では麦芽を炒ったもので対応することとしました。
周期療法
○月経期
「当帰が配合された漢方薬」
「血行を改善する山形県の花…紅花配合の駆淤血剤」
「心と体のリズムが良くなる漢方薬」
○卵胞期~排卵期
「当帰が配合された漢方薬」
「血行を改善する山形県の花…紅花配合の駆淤血剤」
「麦芽を炒ったもの」
「人参や鹿茸が配合された高貴薬と呼ばれる補腎薬」
○黄体期
「当帰が配合された漢方薬」
「麦芽を炒ったもの」
「人参や鹿茸が配合された高貴薬と呼ばれる補腎薬」
淤血を解消する漢方薬は、低温期を重要視しました。
月経期に大切なことは、月経血を完全に排出することです。
不要になった子宮内膜が体内に残ると、血の巡りが悪くなる(淤血)の原因となってしまうからです。
そのため、月経期には気血(きけつ)の巡りを良くして、月経血を押し出す力を助けける「駆淤血剤」を症状にあわせて選ぶことが効果的です。
さて、その後 Iさんは漢方を服用してから2ヵ月後の12月には、妊娠が分かり、「めでたしめでたし」となりました。
良かった、良かったですね。(*^_^*)
今は、産後4ヶ月とのことで、母子共々元気とのことで嬉しく思っています。
乳腺炎対策などの漢方相談もさせて頂いています。
さて、お祝いの写真です。
嬉しい話に花を添えるために、写真を撮影してきました。
Iさん、おめでとうございました。
Iさんに捧げるお祝いの写真のテーマ
「いまだうつくしき虹の断片」
12月4日撮影です。
村山市次年子(じねご)です。
蕎麦街道などで有名ですが、私もこの地域を車で走ることが好きです。
景色がいいです。
夏の終りには、蕎麦の花も綺麗に咲いていたりします。
まるで雪が飾り付けの雪みたいですね。
次年子を越えると、T字路があり、左に曲がると肘折方面へ、右に曲がると大石田方面になります。
そこを右に曲がっていくと大石田町や遠くの山並み、最上川が眺められる絶景になります。
もう少しズームアップしてみましょう。
この一番と最後の写真は、たしか「山形宮城蕎麦の店」というような題名の本の裏表紙にも載っているのと同じ風景です。
その本は、おいしい蕎麦の店が載っていますので、私の友人たちも全員ゲットしています。
その本の裏表紙の写真を見ると、この青い橋がありますので、「あ、ここだ、ここだ」と分かるはずです。
夏の風景が載っているのですが、私も今度来年の夏になったら、またこの場を訪れてみようと思います。
ここで一句で今日の嬉しい話のお別れです。
「最上川の上空にして残れるは いまだうつくしき虹の断片」 斉藤茂吉
Iさん、どうもおめでとうございました。
お祝い写真のテーマは、「いまだうつくしき虹の断片」です。(*^_^*)
どうぞ今後ともご家族、健康で楽しい毎日をお過ごししてください。
このコラムは、Iさんに進呈します。
最後の写真は、村山市大淀を過ぎたあたりの4日の日の夕方です。
虹の代わりになるかな?