こんにちわ、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
大雪続きの山形県で、連日の寒さが続いておりますが、最近、また嬉しいお便りがありました。
Oさんの快諾を得ましたので、掲載させて頂きます。
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お久しぶりです。
9月に二度目のICSIを受け、なんと妊娠してしまいました。
40才でしたのでいつ、何が起きるかわからないと覚悟していたのですが、現在17週目に入り、そろそろ報告してもだいじょうぶかなーと。
いまはもう41才になってしまいました。
来年5月に出産予定で、自慢できるくらい超高齢出産です。
妊娠初期はとにかく寒く、養血調経の漢方薬は飲んでいましたが、吐き気と頭痛のせいで鹿茸を含んだ漢方薬は飲めなくなってしまいました。
寒気が治まった頃から、お薬を飲むのは特に意識せず、気になるときに養血調経の漢方薬を飲む程度になっています。
安胎作用のあるお薬を飲んだ方がいいんでしょうか?
BBSのような書き込むところを探しましたが、無いようなので、ここからお知らせしました。
ご親切な御指導ありがとうございました。
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Oさんは、結婚10年目です。
38歳からお子様のことを考えるようになりました。
今年の1月のときからのご相談でした。
まだ雪が多いときでしたので、春になったら大きい街の病院に行ってみたいとのことで、その間にも漢方薬では、健康な体づくりを進めていくこととしました。
当帰を含んだ養血調経作用のある漢方薬と、補腎作用のある漢方薬、そして周期全般を整えたりするために麦芽を炒ったものを服用して頂きました。
補腎(ほじん)とは、生命エネルギーを補うような感じで、「卵巣年齢」を若返らせる働きがあります。
質の良い、卵になれば、妊娠する確立が上がってきます。
先日、虎ノ門での「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」では、婦人科の先生や患者さん代表の方などの講演がありました。
その中でも私が印象的に思ったのは、結局、「卵巣年齢が老化」してしまって、卵が採れなくなって不妊治療を断念せざるを得ない話でした。
子宮に関しては、ある程度老化しても大丈夫だそうですが、「卵巣年齢」の低下は深刻な問題で、「卵の老化」自体が不妊の原因そのものになっているそうです。
ですから、漢方薬を併用する場合にも、「卵巣年齢を若返らせる」ことを目標においたほうが効果があると思っています。
当店では、対策としましては「養血調経で生理を整えることと」と「補腎補精(ほじんほせい)で若返り」などを柱に、活血化淤(かっけつかお)で卵巣や子宮内膜の血行を改善することなどをお勧めすることが多いです。
いわば漢方の「アンチエイジング」になります。
(詳しくはご相談して下さい)
さて、そういうことで本当におめでたい話でして、私たちスタッフ一同も喜んでいるところです。
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本来ならば、晴天の写真でお祝いしたいところですが、あいにくの雪降りが続いている毎日です。
今日の昼休みに撮影してきたのですが、少し天気が悪くてごめんなさい。
Oさんどうもおめでとうございました。
Oさんにお贈りします写真です。
「白い山」
今はさくらんぼ畑もすっかりと白い世界に染まっています。
本日、12月28日の撮影です。
フルーツラインから奥羽山脈を眺めました。
限りない雪原が広がっています。
周りの景色が白いだけですから、寒さとともに風景にも圧倒されそうです。
その中で1本の柿の木を見つけました。
白い世界の中で、柿の色はまぶしく、春の訪れを待つ自然の豊かさを感じました。
寒さが厳しい毎日です。
どうぞ春の良き日を待ちましょう。
風邪などお召しになりませぬようご自愛くださいませ。
Oさん、この度はどうもおめでとうございました。