おはようございます。
土屋です。
新年早々、業務が忙しくてホームページはおろか、ココログまでなかなか更新できませんでした。
今日は気合を入れて更新しますのでよろしくお願い致します。
昨年12月に嬉しい不妊症の漢方体験談の話の掲載許可を頂きました。
Hさんという地元の東根市、天童市、河北町谷地、村山などに関係のある不妊症での漢方相談、子宝相談のお客様のお話です。
Hさんありがとうございました。
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今年の夏まで養血調経で生理を整える漢方薬と人参や鹿茸が配合された補腎薬を服用していましたが、このたび妊娠することができました。
3ヶ月に入っています。
しかし、つわりがひどく突然くる吐き気で家から出ることもできない状態です。
ちょっと動くとすぐつかれてしまします。
食事は少しですがとることはできますが果物だけなど、かたよった食事内容になってしまっています。
何か良い漢方薬はないでしょうか?
よろしくお願いします。
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Hさんは、33歳です。
不妊症で4年前から病院に通っています。
卵管は片方が通っていないが(卵管狭窄•卵管閉塞)、もう一方が通っているので、心配ないと言われています。
2年前に1度妊娠しましたが、残念なことに初期流産してしまいました。
1年ほど前から生理1週間前あたりから出血します。
(高温期の黄体期機能不全のような不正出血がある)
生理の前日は、寝なくてはいけないほど、気持ちが悪く、体がだるく、たまにめまいが起こります。
ご主人様は、少々肥満気味で体重が98キロあります。
夜はトイレに4回起きます。
お酒や過剰な水分は摂取していませんが、なかなか熟睡できないようです。
と相談を受けましてた。
当店の方針としましては、以前にこのココログ版の「不妊症で漢方服用始めてすぐに基礎体温が安定し妊娠!」でも紹介したように、Hさんの体を整える目標としましては以下のようにしました。
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1)「女子は血(けつ)をもって本となす」という漢方理論
女性の人は生涯の間に「生理、妊娠、出産、授乳」と子供を育てるために、血液を私たち男性よりも多く消耗します。
慢性的に「血(けつ)の不足」になりやすいのです。
中国漢方では、補血調経(ほけつちょうけい)で血液の充足をはかります。
血(けつ)の不足が解消しますと、子宮内膜が妊娠しやすい環境になったり、排卵などもスムーズになりやすく、また流産を防止することにも役立ちます。
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2)補腎(ほじん)という漢方理論
中国漢方の歴史では、五臓の「腎(じん)」とは今の現代医学の腎臓の機能のほかに、「生殖」や「ホルモン」にも関連していると考えています。
通常の日本漢方などでは補腎剤はあまり揃っていませんので、この分野は中国漢方の出番です。
ある意味、強烈に補腎(ほじん)は得意と言ってもいいでしょう。
多様な補腎剤の中から、Hさんには「人参(にんじん)」と「鹿茸(ろくじょう)」という植物系と動物系の「王者級」が配合されたものをお勧めしました。(ちなみに人参は野菜の人参ではなくて漢方の人参、朝鮮人参のようなものだったりします)
平成16年10月28日からのご相談で、その後少し漢方をお休みしたこともありましたが、昨年の平成17年12月28日の嬉しい話、漢方薬で妊娠へ!となりました。
このお話を掲載してもいいですか?と許可をもらうときに
「結婚4年目にして、妊娠することができ私としても驚いています。
4年間不妊治療をしてきました。
そしてここ最近1年ほど前から、土屋薬局様の漢方を服用し始めて妊娠することができ、主人共々喜んでいます。
本当に漢方にめぐり合えてよかったと思っています。
ありがとうございました。
私のような体験が皆様の参考になるのでしたら、ココログで紹介してください。
それではよろしくお願いします。」
と有難いお返事をもらいまして、私たちスタッフ一同もとても感激しているところです。
それでは、土屋薬局からHさんにお贈りします写真です。
この度は、どうもおめでとうございました。
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「冬の大石田」
平成18年1月1日元旦に撮影した大石田上空の写真です。
折からの豪雪で町はすっかりと雪景色です。
久しぶりに晴れ渡った空は、キラキラと輝くようです。
Hさんの住むところとは、最上川の流れが違うかもしれませんが、悠々たる眺めです。
実に美しいです。
Hさん夫妻、この度は妊娠、ご懐妊どうもおめでとうございました。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
雪の中、転ぶことのないよう、どうぞお気をつけて下さい。
春を心待ちにする今日この頃です。