<熱海の海>平成18年2月11日撮影
昨年は「高円寺塾同窓会~コア漢方の時代へ~」を報告させて頂きましたが、
今年も熱海に行ってきました。
第12回高円寺塾同窓会です。
「高円寺塾」というのは、もともと私たちが中医学を勉強した「塾」が
高円寺にあったことから名づけられています。
今は、高円寺の中銀マンションに住み込んで、
「塾」はなんと隣の「中野」にあるそうで、
「中野塾」という呼び方もあるそうです。
日本中医薬研究会に加盟している薬局、薬店のご子息さんが、
高円寺塾同窓会に入学する条件だったのですが、
最近は少数ではありますが、一般にも門戸を開放しているようで、
お話をしていると、けっこう実家が薬局ではない、
「普通の方々」も少しずつではありますが増えてきています。
今の日本薬剤師会などは、すべて「調剤」に目が向いていますが、
昔からの薬局、薬店の役割としましては、
お医者さんに行く前の「地域の一次医療」を担う働きもあったはずです。
街の薬局、薬店は、ドラッグストアに押され、
廃業するところもあったり、
調剤業務に重点を置きつつあり、
相談できる体制で無くなっているところも増えていますので、
日本の薬局、薬店の構造上の問題もある訳です。
そのようなことで、私たち、高円寺塾同窓会出身者は、
「若手」同士に連絡をとり、情報を交換して、
地域のお客様たちにとってもより良いお店になるように
努力をしているのです。
ちなみに、私は第六期生なのですが、
そのときの班長の猪越(いこし)さんは、
なんと東京薬科大学の講師になってしまいました。
素晴らしいとしか、言いようがありません。
さすが、医学博士になっただけあります。
そういえば、またまた余談ですが、
私の友人の沼津の小島先生の「ドラゴン桜に学ぶ!中医学習得法」という
講演会は面白かったなあ。。
彼の才能も、実に素晴らしいです。
なんでも、今年の秋の11月に中国へ行くツアーも企画しているとのことで、
私も早速「行く!」と返事をしておきました。
武漢へ、婦宝当帰膠などの製造工場を見に行く予定です。
楽しみです。
いつまでも「若手」のつもりが、
だんだんと職務や社会的にも、
少しずつ変わってきているそんな現状でした。
また来年も熱海に行きたいと思っています。
(私は、副会長で恥ずかしいですが、
少し司会もしました。照れました。
まだまだ人前で話すことは苦手です)
漢方においても、OTC(一般販売医薬品)においても、
調剤業務でも「商品」に「情報」を載せ、「付加価値」を高めることなど、
いろいろと勉強になり、刺激を受けて良かったと思いました。