薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
先ほど、電話で嬉しい話がありました。
不妊症の妊活、子宝の漢方相談
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で無排卵・無月経でクロミッドを3錠でも反応が無かったかたが土屋薬局の漢方も併用していました。
山形県の県南部のお客さまでした。
「子宮内膜が頑張ってもなかなか厚くならないこと」
「FSHとLHのホルモンの分泌が悪いこと」
なども不妊治療がうまくいかない原因としてありました。
…
土屋薬局の方針としましては、
1)養血調経(ようけつちょうけい)で血流たっぷり子宝に恵まれやすい体づくりの漢方薬…生理を整える。
2)補腎補精(ほじんほせい)の漢方薬で漢方で若返る卵巣、子宮を元気にして性欲を上げる漢方薬…ひらたく言えば、漢方で体のホルモンの分泌を良くするように、「精をつける」ことです。
3)活血化淤(かっけつかお)の漢方薬で高温期から生理期に血液の巡りを良くして、着床しやすくすると同時に、安胎(あんたい)で流産を予防する方法。
合計4種類の漢方薬をお勧めしていまして、次に、「中枢が悪くクロミッドで反応しないのでしょう」ということでHMGの注射を使いました。
その後、漢方を服用して3ヵ月後に、見事にご懐妊されたのですが、「三つ子」ちゃんでした。
OHSS気味もあり、以前に切迫流産も経験されていましたので、心配しておりましたが、心拍も確認して順調に経過していました。
その後、まったく連絡がなくて心配しておりましたが、昨年の12月に無事に出産されたそうです。
社報でも紹介された…ということでした。
今日は、産後の授乳に良くて、母親にも三つ子ちゃんたちにも良い漢方薬をお勧めさせて頂きました。
<2006年2月25日撮影 小坂から樹海ラインを走る>
<雪原に樹木が広がる 「樹海ライン」>
昨日も不妊症の子宝の漢方相談で嬉しい話が多かったのです。
40歳の高齢不妊。
昨年の10月から相談していたのですが、先月には「あきらめモード」になっていたのですが、そのため、基礎体温を付けることも、排卵日も何も考えずに、ただ「漢方でからだ作りをしていればいい」と開き直っていましたら、自然に妊娠されたそうです。
とっても嬉しい話で、私も感激してしまいました。
もう一人のかたは、39歳で体外受精がなかなか成功しないので、昨年の11月から不妊症の子宝の漢方相談をしていたのですが、今回はロング法で実施するということで、体外受精の予定の5ヶ月前からの「健康な母体づくり」をしていました。
昨日の連絡では、今回は卵の状態が良くて、胚盤胞まできちんと行ったそうで、今後に私も大いに期待しているところです。
もう一人のかたも39歳なのですが、凍結卵を戻すところから子宝の漢方薬の相談を受けているのですが、お顔のくすみやシミがとれてきて、めまいも改善されているとのことでとっても嬉しく思っています。
お二人のかたは、
1)養血調経(ようけつちょうけい)で生理を調える不妊の漢方薬
2)補腎(ほじん)で若返り、ホルモンの分泌を良くする不妊の漢方薬
3)活血化淤(かっけつかお)で卵巣の血行改善の不妊の漢方
とそれぞれの体質にあったものをお勧めさせて頂いています。
同時に胃腸が弱かったり、軟便気味になりやすいなどもありますので、「基礎体力をパワーアップして、流産を防止して、受精卵を良くして守るため」に、「補気健脾薬(ほきけんぴやく)」もお勧めしています。
ということで、今朝は雪が降りまして、まだまだ寒い日々の山形ですが、「ホットな漢方相談」となっている近況の報告でした。
<大きく手を広げたかのよう>