先日、機会がありまして会津若松に行ってきました。
夜は、会津若松の栄町というところで、郷土色豊かなお店で飲食を楽しみましたので、またより一層、会津に対する思いが強くなっている今日この頃です。
さて、今回も「日中線記念館」に立ち寄ってきました。
ここの「強い磁場」が私を引き寄せるのです。
前回3月14日に紹介させて頂きました「早春の日中線記念館」は、
その後どう季節が移り変わっていたのでしょうか。
<2006年4月8日撮影 「日中線記念館」>
かつての駅構内は、密かな雰囲気です。
このまま今日一日は「誰も来ないのではないか?」という静寂感が漂っています。
ここは、会津喜多方熱塩駅構内「日中線記念館」。
駅校舎前の積雪、残雪が今年の豪雪の凄さを物語っています。
つい最近、3月末も山形では雪が降りましたので、きっとこの地方も雪は少なからずとも降ったに違いありません。
遠くでは、ラッセル車キ100とオハフ61が静かに眠りについています。
付近を散策して、命の充足をしていると、今年始めての「ふきのとう」の出会いがありました。
実に美しいです。
世間では、桜の花見の話で賑わっておりますが、「雪国の早春」も素晴らしいです。
雪解けの感覚は、北国にかつて住んでいたかたなら「春を待ち焦がれる」気持ちがお分かりだと思います。
ズームアップしてみていると、「誰も知らない小さな国」のコロボックルたちがいかにも周囲から飛び出してきて語り掛けてくるようです。
漢方コラム「誰も知らない小さな国(フキノトウ)」もお楽しみして下さい。
かつての輝ける陸橋であった橋げたは、孤天を向き上げています。
散策していると、早春の咲く樹木の黄色い可憐な花を見つけました。
本来は、東北には生えていないようなのですが、多分 樹木の大きさからすると誰かが植えたようです。
(暖かい地方に生息するらしいです)
早春に花をつける木 「ウコンバナ」です。
主婦と生活社 「新編 庭木の選び方と手入れ辞典 2」より
31ページから引用します。
(主婦と生活社さま、引用させて頂きました。ありがとうございます)
3~4月、そろそろ陽気もよくなり、春の野山にハイキングに行くと、日当たりのよい山地に株全体を黄金色に染めている植物を見かけることがあります。
これがウコンバナです。
黄色い子花は、葉の出る前か、ほとんど同時に咲きます。
鬱金花という漢字が当てらていますが、これは花が黄色で群れるように咲くことからつけられたようです。
ウコンバナは、またダンコウバイとも呼ばれ、
最近ではこちらの呼び方のほうが通りがよいようです。
いずれにしもて、花が咲き誇った姿は見事です。
実は、津軽に行っているときに「弘前公園ではマンサクの黄色い花が、住民の目を楽しませています」というテレビニュースを見ていたので、マンサクに憧れた気持ちがあり、日中線記念館では「黄色い花」に小躍りしながら写真を撮影しました。
家に帰ってから、植物の同定をしていたら、私は「マンサク」を撮ったのではなくて「壇香梅(または鬱金花)」ということに気がついた次第です。
不思議なことに、東北には生えていないのらしいですが、(3冊の本を参考にしましたが、すべてそう書いていました)、ここ日中線記念館に生えているんです。
「日本新発見!」であります。
さて今年初めての、フキノトウも見れたし、一つのところにこだわりながら撮影することもいいことだと思いました。
ここ北国の日中線記念館にも、遅い春が訪れようとしています。