<2006年4月23日 山形新幹線車窓 「山形城東大手門桜見上げ」>
昨日、今月初めての東京出張、東京八重洲ホールでの勉強会でした。
「中西医結合による腫瘍治療の実践」がテーマで、講演は 親日家の南京中医薬大学の劉沈林(りゅうしんりん)院長先生でした。
先生は、南京中医薬大学附属病院院長、主任医師、教授です。
1975年に南京中医薬大学をご卒業後、30年以上にわたり臨床医師としてご活躍なさっており、豊富な臨床経験をお持ちです。
とくに消化器腫瘍の中西医結合治療について造詣が深く、1991年から1992年にかけて名古屋がんセンターにて研修、1996年10月に再び来日され東京大学附属病院で研修されておられます。
著書は、「臨床精粋」「中医腫瘍学」「現代中医臨床ハンドブック」など多数です。
<2006年4月23日東京八重洲ホール 「中西医結合による腫瘍治療の実践」>
沈先生の素晴らしい講義を聞いて、できれば私も店頭薬剤師の身ではありますが、今後は「少しでもガン患者さんの症状の軽減に役立てれば」嬉しいと思いました。
講演後、これは異例なことなのですが、ご自身が日本を好きなこと、また南京に帰ってからも、私たち日本中医薬研究会が「日中友好」をテーマに活動していることを仲間に教えていきたいなどに言及されまして、南京中医薬大学の院長先生も心を配る今のただならぬ微妙な日中関係を感じたのでした。
沈先生は、日本の大学でも学んでおりますので、私どもが南京に行って心細い思いをしていたときには、とても有難かったです。
(そのときの模様は、こちらです。
「周期療法・中国不妊症専門講座南京研修に参加して」)
講演後は、イスクラ産業の地下1階で懇親会に私も出席したのですが、平野会長の口火をきった挨拶に、私たちは本音で付き合える関係だと実感しました。
同時に私も、第一回の南京中医薬大学の夏先生の「不妊症専門講座」に参加して、現地に飛んでいますので、今後とも微力ながら日中友好に役立てるように中医学を通して活動してきたいです。
(この日の出席した先生方は、ほぼ全員が「南京研修」に参加しています。いつでも大歓迎だそうで、私もまた南京の地へ行ってみたいです。以前のニューズウイークにもありましたが、南京の地は、日本人には過去を思い出すところであり、私たちの世代でも緊張してしまうところです。ですが、すごく都会で街は明るい感じで楽しいところなんですよ)
<日本中医薬研究会 平野会長の魂の挨拶>
<沈先生と平野会長の「北国の春」の熱唱>