<2006年6月25日 飯豊山荘から温身平に向かう道~ブナの道>
おはようございます。
土屋です。
以前は、「ご懐妊された」とお聞きしますと漢方相談の駆け出しの頃には、「天にも舞い上がる」気持ちでホームページなどで紹介していました。(今でもその気持ちには変わりありません)。
ところが、先日の「不妊カウンセラー学会」などで「妊娠がゴールでなくて、出産、育児までサポートしなくてはいけません」という病院の先生方の意見を聞いていると「なるほどなあ」と思いまして、すっかり「おめでとうございます」シリーズをやる気が無くなっていたのですが、ちょうど先週は「3人」のお客様から出産の朗報をお聞きしましたので、発表していきたいと思います。
…
「ココログで匿名にしますので、紹介させて頂いてよろしいでしょうか?」とお伺いしたところ、快諾を皆様から頂きましたので、とっても感謝しています。
Oさんは、33歳です。
妊娠を希望されています。
学生時代から生理不順で、ストレスが原因かもしれません。
レバー状の血が混じるときがあったが、生理不順のために購入した当帰芍薬散料を2週間服用してから改善されたそうです。
高温期になると胸が張ります。
月経周期35日。月経期間5~6日間
高温期12日間。低温期21日間
汗をかきやすいです。
特に脇や手のひら、顔です。
胃もたれ、胸焼けはありません。
食欲正常です。
飲酒後や生理中に下痢、小水は正常です。
ときどき腰痛があります。
仕事中(パソコン使用時)に目の奥が疲れます。
…
最初のご相談が平成16年の5月31日のことです。
当店からは、「養血調経(ようけつちょうけい)の漢方薬」と「ストレスを緩和する漢方薬」をお勧めしました。
6月24日には、「麦芽を炒ったもの」と「人参と鹿茸が配合された補腎薬」も追加してお勧めしました。
その後、7月には排卵検査薬で陽性がクッキリと出るようになり、高温期が36・8~36・9度を記録したり、胸が張る期間がとても長かったので、期待していましたが、4日遅れで生理がきました。
9月14日は、「養血調経」と「補腎薬」、「麦芽を炒ったもの」
10月17日は、「養血調経」と「補腎薬」に「ストレスを緩和する漢方薬」
その後もずっと根気よくお続けになって頂きまして、年が明けて平成17年9月7日に妊娠が確認できました。
「今日、病院に行って妊娠が確認できました。
嬉しいのですが、流産ぎみと言われ内診で出血の塊みたいなものも写真で確認してきました。今回、「養血調経の漢方薬」を注文します。また流産予防になる漢方についてよく分からないので教えて下さい。現在、「デュファストン」と「ダグチル」という薬を処方されましたので同時に服用してかまわないようなものをお願いします」
とのことでしたので、「養血調経の漢方薬」に今まで服用していた「人参と鹿茸の配合された補腎薬」を再度の服用をお願いしました。
年が明けまして、今年の平成18年4月に女の子をご出産されたとのことで、当店からは「アルバム進呈」させて頂きました。
どうもOさん、おめでとうございました。
良かった、良かったとスタッフ一同でも喜んでおります。
Oさんにお贈りします写真のテーマは「命の新生」です。
ブナ林を散策していましたら、ブナの新芽を見つけまして、私は心が打たれました。
ブナは枯れた木からも、次世代に「命をつなげる」新芽が成長していましたので感激してしまいました。
山形県のほぼ新潟県側に位置する小国(おぐに)から、飯豊山(いいでさん)に登って写真を撮影しました。
(「登る」といっても、私のすることですから大したことではありません。^_^;)
今後とも、どうぞご一家で意義ある人生をお過し下さい。
<私は、朽ちたブナに新芽が生えている姿が好きです。命の転生を感じます>
ブナ林を歩く人たちは、みんなおじさんとおばさんばかりで、山登りの格好をしています。
カメラバック持って歩くのは私だけです(苦笑)。
目的が違うといえば違うのですが、帰り道にカメラをブラブラと回しながら歩いていますと、「お!」と私の目を惹いたのがこの写真の「ブナの新芽」です。
感激したなあ。。
個人的には、「ベストショット」です
スタッフにも私が撮影した写真フォルダを見せますと、
それぞれ好みが違います。
ちなみに私は、子どものころからこういう感じの山をボーっと眺めることが好きです。
ここで一句。
「分け入っても分け入っても青い山」 種田山頭火
この日、家に帰ってから以前に購入していた山頭火さんについて書かれた本を、読破してしまいました。
山形は、「芭蕉」ですけど、九州は「種田山頭火」ですね。
これから私も「自由律句」で行きましょうか。。
<この道は「ブナの道」>