土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

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綿の花とアマデウス

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<2006年12月5日 土屋薬局店内で 「綿」>

今年も「綿の花」が、「綿(わた)」になりました。

素晴らしいです。

自然って、不思議。「ザ・グレート」です。

今日は、「綿」の写真を紹介しながら、

昨日にNHKBSで観た映画「アマデウス」の感想を書いていきます。

今日、12月5日は、モーツアルトの命日だそうです。

ということで、急遽特別上演「アマデウス」をDVDレコーダーに保存しながら、

楽しみにして始めてみることができました。

この映画の上演時には、私はまだ中学生の頃だったので、

時期が早すぎましたね。

いまの私の年齢、そうです、「精神年齢」が「アマデウス」に追い付きました。

映画は、モーツアルトが貴族の世界で、

皇帝に気に入られて、宮廷音楽家として活躍する姿。

そして下宿先の娘さんと結婚してからの家庭生活。

また宮廷音楽家の「大先生」であるサリエルが、

モーツアルトの才能、そうです「神様から与えられたギフト」に嫉妬して、

追いまとう姿なども映し出します。

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アマデウス」って、つまらない、真面目な退屈そうな映画だと、

勝手に決め付けていました。

ところがどうでしょう、「アマデウス」に謝ります。

最高に面白いです。

さすがに、たくさんの賞を受賞しただけあります。

これは観るべき「マストムービー」でした。

私が映画を観てて、印象に残ったのは、

モーツアルトが暮らすアパートの「扉」です。

「扉(とびら)」とは、通常は、家族が出入りするためであり、

泥棒が入ってこないように守るためのものであります。

モーツアルトは、日中は楽しそうに

家で黙々と頭に浮かんでいる音符を書き写しています。

無邪気で素直な好青年モーツアルトを、

周囲の妬んで追い詰める人たちや、

その「天与の才能・ギフト」を利用して金儲けしようとする輩(やから)など、

その各々の目的をもって「扉」をノックし、そしてモーツアルトの家庭に入ろうとします。

昼でも、夜でも、その「扉」が開くときには、

静寂感と緊張感が走ります。

そのモーツアルトが無邪気なだけではすまされない、

周囲との大人としての付き合い方、また

家庭を守ろうとするモーツアルト婦人が、

「扉」の「外」と「内」で葛藤します。

芸術だけではすまされない、

「生活」や「金」の問題などもそうです。

モーツアルトの家には、お父さんの絵もかけてあって、

お父さんもモーツアルトの家に遊びに来て、

しきりに 「ザルツブルグへ帰りなさい」と問い詰めます。

そんなモーツアルトの人生が、

モーツアルトの家の居間や寝室、

そして、モーツアルトの「精神」と「社会人としての世間」を結ぶものが、

モーツアルトの家の「扉」ではなかろうか…と思いました。

蝋燭の光がおりなす、それは美しい映画でした。

クラシカジャパンで、モーツアルトの「ドン・ジョパニ」「フィガロの結婚」など、

歌劇を12月に放送しますので観てみようかなとも思いました。

「ははははは」とモーツアルトの甲高い笑い声も気に入った映画です。

映画は素晴らしいです。

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