ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

「風邪」と「痛み」の相談が多いです…「寒邪(かんじゃ)」の話

今日の漢方相談の午前中は、「風邪の相談」が2件連続と、坐骨神経痛、踵(かかと)と足首の痛み」のかたの相談でした。

山形の冬の寒さでしょうか?

季節的に、「寒(かん)」の相談が多いです。

「寒」は、風と結びついて「風寒(ふうかん)」となり体表面のとくに「太陽膀胱系」の「陽気(衛気)のバイパス」の背中やうなじから侵入してきて、「風邪」を引き起こします。

また「寒(かん)」は、「収引、凝滞」を引き起こします。

「筋肉が動きにくくなったり」「関節が拘縮したり」などの動きの制限となることがありますし、「血行不良を招き」痛みの原因となることもあります。

「風邪(かぜ)」の相談では、「風寒(ふうかん)」の山形の12月の寒さを意識し、「痛みの痺証(ひしょう)」の漢方相談では、痺証の漢方相談でも「寒邪(かんじゃ)」を意識します。

「寒邪(かんじゃ)」という言葉を使いましたが、自然界の要因の「寒(かん)」が、体に悪いことをする病気の原因となるときに「寒邪(かんじゃ)」と呼びます。

六気が六邪になるのです。

対策方法は、

1)風邪(かぜ)の風寒(ふうかん)タイプ

背中がゾクゾクするようなときには、葛根湯とか小青竜湯のようなものを。

辛温解表(しんおんげひょう)で、体を温めて風邪を治す。

2)痺証(ひしょう)の「寒痺(かんぴ)」タイプ(寒さが原因のもの)

寒さを追い散らす方法

去風散寒(きょうふうさんかん)に通絡(つうらく)します。

独歩顆粒など最高です。

以上、仕事中ですが、「中医学ワンポイント説明」でした。

参考になりましたら、幸いです。

I最上川 「大淀の流れ」 

最上川 「大淀の流れ」 2006年12月6日>

最上川 「大淀の流れ」 

<周囲はすっかり雪化粧>