<2007年2月28日撮影 福寿草>
ここ数日は晴天の日が続いていましたが、
三寒四温(さんかんしおん)の言葉どおりに、
今日は朝からしっとりと雨が降っています。
例年でしたら、まだ雪が降る地方ですが、
暖冬の影響を受けて「春雨(はるさめ)」となっています。
けっこう雨が好きで、雨が降っているだけで
気持ちが和らいだロマンチックな感じを受けます。
雨の日には、青山街道や明治通りあたりに、
良い喫茶店があれば一日、読書などして過ごしてみたいと
いつも頭の中は空想の世界へ飛んでしまいます。
その喫茶店には、「寄せ書き帳」みたいなものがあって、
恋の悩みなどが書いてあったりして、
自分も様々な人の思いに触れる。
そんなお店が昔、原宿にあったことを思い出します。
何年かして再訪したら、その気にいったコーヒーカップも好きだったお店は、
あたかもなく無くなっていた。
だから、心の中にはいつも「雨の日の喫茶店」があるのです。
さあ、外は雨で福寿草が固く実を閉じていますが、
お店の中ではまだ朱鷺草(ときそう)ががんばって咲いています。