日本中医薬研究会の先生方からの質問に佐藤先生が答える。
○自然周期の排卵が早い場合(10日前後)、その原因(メカニズム)と対応方法
卵巣機能が落ちてきている。
閉経の前 24~25日周期。
26日周期までは正常。~32日。
FSH ↑
↓
卵巣が高い刺激を受けている。
ムチを受けているので、排卵が早くなってしまう。
卵巣の卵の数が減ってきている。
↓
クロミッドを使うと排卵を遅くさせるが、効果は分からない。
…
○体外受精で採卵するとき、9~11日目で採卵される人が多いようですが、その判断基準は卵胞の大きさだけなのでしょうか?
成熟の「度」は考えられないのでしょうか?
卵の成長期間を考えると、後の2~3日の成熟はとても大切な時間と思われますが…。いかがでしょうか?
→卵胞の大きさで判断する。
エストロゲンは、測らないことが多い。
17~18ミリでHCGを打つ。
卵胞1個→エストロゲン 300ピコ。
エストロゲンの計測は、1回3000円くらいかかるので、お金がかかるし、メリットは無い。
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ここからお勉強。
○卵胞の発育。
月経期:月経時には径4~6ミリの卵胞が数個認められる。
主席卵胞:LHサージの5日前に直径12-14ミリになり、以後1日平均1・5ミリ前後発育し、排卵前には約20ミリに達する。
閉鎖卵胞:主席卵胞意外の卵胞は、主席卵胞からのエストロゲン分泌上昇によってnegative feedbackがかかりFSHの分泌は低下・アンドロゲン貯留がおこり、卵胞は閉鎖にむかう。
クロミッド→22~23ミリ。
HMG→26ミリ。
赤ちゃんは、hcgを出して、お母さんの卵巣刺激をする。
もっと住みやすい環境にしてよ~と指示する。
人間の体とは、よく出来ているものです。
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採卵周期からすると、胚盤胞までもっていっても、あまり妊娠率は変わらない。
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○卵子の生存期間について、24時間とか、10~12時間とかの説がありますが、実際は?
排卵日の翌日はダメ(妊娠しない)。
28日周期だったら
↓
14日排卵だとすると、10日目から2日に1回は性行為をしたらどうでしょうか?
排卵日は、妊娠する確立が落ちている。
↓
LHは頚管粘液を減らす。
シャッターを下ろしてしまう。
排卵の前、前日に性行為をする。
…
ちょっと休憩です。
先日まで私の家の近所では、梅の花が咲いていました。
梅の花をうららかな春の日差しに眺めていると、私の心の中には「平和」という文字が浮かんできます。
毎年、梅の花を見ては感激して、心を新たに「がんばろう」という気持ちになります。
昔の私の気持ちは、漢方コラム 「梅」の中にあります。
さて、平成19年度 2007年の梅は、いかに!
土屋薬局の道路を挟んだ前のTさんの家です。
子供の頃には、夏休みにはよくセミ獲りに行きました。
毎年、見事な紅梅を咲かせますので、春の時期は店の中から見えますので、昼休みに歩道側から撮影させて頂きました。
隣の警察署を挟んだところには、見事なしだれ桜もあります。
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