<2007年6月19日撮影 場所:神町(じんまち)>
毎年、この季節が巡っていると、さくらんぼの話題になってきます。
東根市では、「さくらんぼ東根駅」「さくらんぼマラソン大会」
「さくらんぼ種飛ばし大会」など、「さくらんぼ」に関する建物や行事が目白押しです。
首都圏などの電車の中や、雑誌でも「さくらんぼ」の話題が豊富になるようで、
県外のお客様からも「さくらんぼ」の話題などが多くなってきます。
いわば、山形県の象徴的存在でもあり、
私たちの経済活動も大きく支えていると言えましょう。
「土屋薬局 中国漢方通信」を立ち上げた、
1999年からも毎年、毎年、この季節になると取り上げたテーマは「さくらんぼ」。
さくらんぼとは、切っても切り離せない関係になりそうです。
そうなると、気もそぞろ。
今朝は、朝日を浴びながらカメラバッグを持って、
我が家からのフルーツ街道を東に向かって歩いていきました。
山形県のさくらんぼが全国に普及するきっかけになったのは、
ビニールテントだと言うことはご存知だと思います。
昭和50年代に、さくらんぼの木の上にテントを作って、
ビニールを張るようになってから、梅雨時の雨による
さくらんぼの割れの被害も防ぐことができ、収穫量が拡大しました。
写真を撮影するほうは、堪ったものではなく、
テントがまるで「泥棒よけ」のようにも見え、
本来の「雨よけ」からは逸脱しているのではないかと思える
過剰な保護が目に付くようになります。
さくらんぼが天日を浴びて、キラキラと輝く風景を探すのは容易でなく、
毎年毎年、またお気に入りのさくらんぼの木がある畑に、
テントを横目に見ながら歩いていくのです。
手前にある山が若木山(おさなぎやま)。
遠くには、輝くような朝日連邦。(写真に撮影してから気づきました)
そして、町を闊歩する王様。
スプレイヤーです。
今朝は、10台くらいにあいました。
私たちには馴染み深いですが、初めて見るかたも多いのではないでしょうか?
こちらは、仙台、大滝方面です。
朝早くから、農家の人たちが一生懸命働いていますので、
何もしていないと申し訳なくなってくるほどです。
朝の4時から、みんな働いているそうです。
友人たちも、親戚の家などに休みの日には、
まる一日手伝いをしに行って、この時期を過ぎると真っ黒な姿を見ることが多いです。
もちろん、さくらんぼ農家の人も、真っ黒に焼けています。
町全体が、さくらんぼ収穫の影に隠れ、
この時期の農繁期は「独特の雰囲気」に包まれます。
通りを通る車の音も、なにやら遠慮でもしているかのように、
静けさが目立つ今日この頃です。
朝日を浴びる輝くようなさくらんぼも、泥棒に間違われないように
遠慮がちに300ミリの望遠レンズをつけて撮影しました。