不妊症の漢方相談で嬉しかったお話の掲載許可を頂きましたので、嬉しいお話を紹介させて頂きます。
Sさん、29歳でこのたび、めでたく2人目をご出産されました。
1人目のお子様のときもご相談していましたので、感慨深いです。
平成15年8月31日が初めての相談でした。
子宮内膜症と不正出血の不妊の漢方相談。
生理周期28~30日。
1週間。
生理直前になるとイライラ、レバー状の塊。
肩こり。
不正出血の時期は、13~20日の間に3日間続く。
1年前から生理痛がひどくなり、先日、婦人科で子宮内膜症と診断されました。
「生理を半年止めて治療しましょう」と言われたが、副作用が心配。
子宮内膜症が不妊の原因になることを知って、とてもショックでした。
生理痛は初日がつらくて、一日中鎮痛剤を服用してやっと過ごせます。
舌は、全体的に赤いポツポツした点が目立ち、血熱(けつねつ)という血液に「熱」がこもり、同時に「淤血(おけつ)」となっていました。
「体の熱を解消して血行を改善する漢方」と「生理のリズムを整える漢方」
の2つをお勧めしました。
毎日全周期の服用です。
9月30日のときには、
「漢方を服用してからは、毎日のだるさが無くなって、とても快適になった気がする。
手足はまだ冷えている感じだが、なるべく体を冷やさないように気を使っている。
飲み始めてから、排便の回数が増えた」
その後、ずっと真面目に継続されて、
翌年平成16年8月19日に、妊娠されたとのことでした。
5月末に判明したが、それからすぐに少量の出血があり、切迫流産とのことで入院していました。
なかなか出血が止まらず、塊もでたりしたが、赤ちゃんは無事に育っていました。
つわりも治まったので、安胎の漢方をまた服用を始めました。
翌年平成17年1月12日に、元気な男の子を出産されました。
当店からは、アルバム進呈です。
さて、その後も「生理を整える漢方」を継続されていましたSさんは、昨年平成18年11月に2人目も妊娠されました。
このたび平成19年7月に、元気な男の子をご出産です。
そのときの報告を紹介させて頂きます。
「7月11日に無事男の子を出産しました。
39週での出産で3180グラムありました。
とても元気で真っ赤な赤ちゃんです。
切迫早産でずっと安静だったり入院したりしたけど、ここまで大きくお腹の中で育ってくれてました。
一ヶ月たって、体重は2㎏も増えていました。
母乳だけなんですが、日中は一時間おきくらいに飲んでいます。
長く寝てくれないし、長男の世話もあるので結構疲れています。夏バテもあるのかもしれません。
とりあえず、しっかり食べて、漢方飲んで、頑張りたいと思っています。」
Sさん、どうもおめでとうございました。
家族末永く、お元気で健康に過ごして頂きたいです。
…
<漢方の先生から一言>
漢方相談のときには個人の体質を見極める事が大切だといわれます。
基礎体温をおつけでない方でも「冷えのタイプ」「熱のタイプ」とどちらかに分かれます。
基礎体温表がなくても不妊症の漢方相談が可能です。
Sさまの場合には「熱のタイプ」のご様子でした。
体の「熱」を冷ましながら、同時に「血」の巡りをスムーズにします。
「淤血(おけつ)」を解消するような方法をおすすめし、功を奏したのではないかと思います。
子宮内膜症はなかなか難しいことが多いですが、体が整って2人もお子様に恵まれたとのことで、漢方相談を仕事としていて良かったなあと思いました。
子宮内膜症でお困り、お悩みのかたは漢方で「冷え」または「熱」の体質を分けて考えていきますので、お気軽に土屋薬局まで漢方相談をお寄せくださいませ。
山形県村山市大谷地沼、通称「ジュンサイ沼」の晩夏の模様を紹介します。
<2007年8月27日撮影 ジュンサイ沼>
一生懸命、ジュンサイを採っている人を発見しました。
ジュンサイ沼は好きなところで、とくに夏になると立ち寄りたくなります。
ここでトンボやカエル、虫の音を聞き、ハスの花を眺めつつ、ジュンサイ採りを見ていると、最高に幸せな気持ちになります。
山形の隠れた観光地です。
昨日29日の山形新聞の朝刊には、観光客にも「ジュンサイ採りツアー」が大変に人気があったとの記事がありました。
一艘の舟が浮かび、時折夏の太陽がジュンサイ沼を照らします。
自然とは雄大で、人間はちっぽけな感じさえしてくる光景です。