薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
10月21日(日)の東京銀座での講演内容です。
「中医漢方男科の特長と将来性~豊富な臨床例とともに」
天津曹開鏞中医男科医院院長・曹 開鏞教授
「すべての男性に漢方で元気を届け、それぞれの家庭をもっと幸せに」
曹開鏞(そうかいよう)先生の、座右の銘です。
曹開鏞先生は、中医漢方男科の第一人者で、多数の著作があるそうです。
当初、勤めていた病院に「中医男科」を開きたいと述べたら、却下されたので、自分で開業独立の運びになりました。
天津に病院はあるのですが、遠く湖南省からも飛行機でカップルがやって来るそうです。
天津は、私も行ったことがありますが、北京から特急で2時間くらいの街で、すごく発展しています。
テレビ塔や、また街中の食堂では、「蟹」などの料理がおいしくて、「狗不理(ゴーブリ)ビール」なども有名です。
土屋薬局の漢方コーナーにある、泥人形は本場天津の泥人形本店に、沼津の小島先生と一緒に買いにいったものです。
天津のお店で生薬の神様、李時珍(りじちん)の泥人形と、八仙人の神様たちの泥人形を購入して、北京に持って帰って、帰りの飛行機で壊れないか心配でしたが、無事に山形まで運んできました。
今度、土屋薬局に来るときには、ぜひ泥人形を見て、遠く天津を思い浮かべて頂けたら嬉しいです。
天津は、良いところです。
(注:泥人形の本場は、天津なんです)
そういえば、天津の街中で、「天津甘栗」と「天津丼」ののぼりを探しましたが、無かったですねえ。
「あれは、日本だけ」と言われて帰国しましたが、つい最近、中国の情報誌に「天津で天津甘栗」とありましたが、
怪しい記事だなあと思いました。
そうそう、天津で実際に「天津甘栗」を見ることは難しいです。
レストランで、「天津丼」のメニューももちろんありませんので、日本独自のメニューというか、名称のようですよ。
これは、南京を訪れて、「南京虫」を探したり、「南京錠」を購入しようとするのと同じことです。
年々、発生率が上昇している。
健康状況もあるし、家庭の環境もあるし、環境ホルモンなども関与しているかもしれない。
20年前から比べると、だいぶ増えてきた。
社会的ニーズが大きい。
1)満足の行く性生活は、人間の基本的な生理要求である。
2)妊娠、出産は子孫継続のための摂理である。
3)患者と社会から中医漢方男科に対するニーズが大きい。
「満足のいく性生活は、人間の基本的な生理要求です」
「食・色・性也」
食べる。情欲。性。は、人間の本性である。
性欲は人間の本能であり、性生活が無ければ、日常生活から楽しさが無くなってしまう。
中国のラストエンペラーの「ふぎ」は、若い看護婦さんと結婚した。
でも、「ふぎ」は性機能障害があったので、ベッドも一緒に寝なかった。
彼女は、周囲に「大事にしてくれるのは良いのだが、本当の夫婦ではない」
と洩らしていたそうだ。
「性福(せいふく」と「幸福(こうふく)」の発音は、中国語ではまったく同じである。
だから、「性の福」は「幸福」と言える。