昨年のクリスマスの連休前に、Hさまより、お手紙をもらいました。
その日は偶然にもシカゴからのクリスマスカードが届いた日でした。
開封してみると、そこには丁寧に書かれている手紙と、
元気な赤ちゃんの写真2枚と赤ちゃんを二人で抱いている写真も
同封されていました。
「土屋先生へ
師走に入って一段と寒くなった今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
ご報告が大変遅くなりましたが、8月に元気な男の子を出産しました。
偶然にも主人が休みで我が子の誕生に立ち会うことができました。
~中略~
子供の成長を日々感じて、毎日本当に幸せです。
どんな寝不足でも自分の時間がなくても平気なんですよ。
子供のいる生活がこんなに素晴らしいなんて!!!
有難いことに完全母乳なんですよ。
子供におっぱいをあげている時が私にとって至福なひとときなんです。
以下略」
平成18年7月に、遠方より車でご夫妻で来店されました。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)でLHが高いこと。
FSHは正常値で5です。
潜在性高プロラクチン血症もあります。
食欲あります。便秘気味です。
左の卵管が詰まっているので、右の卵管が頼りです。
舌は、痰紅(たんこう)で、苔はやや白くて厚めでした。
PCOSの痰湿(たんしつ)タイプとして、
養生法は以下のように提案しました。
1)イライラしないこと
2)ダイエット
3)食事の制限
4)赤小豆、ヨクイニン、ハトムギもお勧めです。
5)間食を食べないこと。
勤めている会社がお友達のお父さんが経営しているとのことで、
「病院に行くときには、自由に休んで良いこと。
そして3時には、『3時のおやつ』が毎日出てくること」とお聞きしまして、
素晴らしい環境だと思ったのですが、さすがにPCOS対策としましては、
『3時のおやつ禁止令』も提案させて頂きました。(笑)
それから、漢方も真面目に服用しまして、『3時のおやつ』も控えました。
その年の12月には、1回目の人工授精で見事に陽性反応となりました。
Hさま曰く、「主人の弟の結婚式のためにダイエットをしたことが良かったかも。
サウナスーツを買って、犬の散歩をしたら体重が3キロ痩せたのが良かったのかも」
というコメントを頂きました。(笑)
Mさま夫妻との相談の記憶は鮮明で、
「3時のおやつ禁止」「サウナスーツダイエット」や、
またかなり遠方で私も車で5~6時間かかる場所にお住まいなのですが、
当店まで「最短4時間」で来店されたことなど印象深いです。
当時は、びっくりしたものでしたが、
今回の手紙の最後のほうには、
「いつか子供と3人でさくらんぼの時期に伺うことが出来たらいいなあと
主人と話しているんですよ。
でもその時はもう4時間では行けないです。…(笑)」
とありまして、きっと車も家族用になるのでしょうね。
ということで、Mさまからの嬉しいお手紙の話でした。