土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

風邪の漢方

昨日の夕方から体がだるくなり、悪寒(おかん)もしてきました。

葛根湯(かっこんとう)を服用して、夜の8時半には早々と夢の中に突入してしまいました。

お陰で、今日はわりと体もスッキリとしています。

「一分の悪寒があれば、表証である」という鉄則があります。

悪寒を感じて、背中がゾクゾクとすれば、これは、中国医学の弁証論治(べんしょうろんち)では、体の表面に近いところに病(やまい)があると考えていて、「表証(ひょうしょう)」と呼んでいます。

風邪のひき始めの法則は、

○背中がゾクゾクする風邪

○のどが痛くなる風邪

の2つに分かれます。

このうち、「背中がゾクゾクする風邪」は、「寒さ」によるものが引き起こすので、「風寒(ふうかん)」とします。

「風寒(ふうかん)」の風邪(かぜ)は、陽気の大きな経絡である背中から侵入することが多く、そのため、「背中がゾクゾク」します。

同時に、体の陽気も損傷を受けるので、より寒さを感じることが多いです。

「のどが痛くなる風邪」は、最近は多く見られる症状で「風熱(ふうねつ)」と呼んでいます。

これは、「寒さ」の風邪ではなくて、「のどの炎症、痛み」そして「熱感」「口渇」などを特徴とします。

この「風熱(ふうねつ)」の風邪には、葛根湯は効き目が無くて、天津感冒片(てんしんかんぼうへん)または涼解楽(りょうかいらく)などの、炎症を鎮める漢方が効き目があります。

昨夜の私の症状は、「悪寒があって、ゾクゾクと寒けがして、布団に入りたくなった」ので、これは「風寒(ふうかん)」の風邪の特徴ですから、葛根湯で体を温めて治そうとした訳です。

さあ、今日も早く寝て風邪を治さなきゃ…

カゼ、早く治そう!

こちらも参考にして頂ければ、幸いです。