ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

子宮外妊娠後の漢方相談

こんにちわ、土屋です。

子宮外妊娠で、流産された方の相談を昨年2月にお受けしました。

子宮の右側の間質部に絨毛の組織が残っているとのことで、

1)次回の出産時は、帝王切開となる。

2)右の卵管をとりたくない。

という相談でした。

絨毛が残っていると、つねにHCGが高くなること。

ごくまれに、悪い組織にもなることがあるそうです。

という真剣な相談で、私も初めて相談する内容でしたので、

必死になって考えました。

淤血(おけつ)を解消することを目的にしました。

○当帰(とうき)製剤

○丹参(たんじん)製剤

○水蛭(すいてつ)製剤

と3つお勧めしました。

その後、2~3ヶ月お続けになっていて、連絡が無かったのですが、

今年になって、最近連絡を頂いたところ、病院で経過観察をしているが、

結局 卵管の切除をする必要が無くなったとのことでした。

今後は、まだ前回の妊娠のときの絨毛組織が間質部に残っているので、

つまり子宮が完全にきれいになっていないとのことで、

再度 活血化淤(かっけつかお)を中心にお勧めすることにしました。

経過がより良くなれば、と期待しています。

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<2008年1月17日 若木(おさなぎ)神社は雪模様>

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