大雪で朝から雪かきで一汗をかいている山形です。
寒い季節は、風邪やインフルエンザが流行りやすいです。
最近の当店の傾向では「カゼの漢方相談」で「赤いカゼ」の「のどの痛み」対策が多いです。
従来からは、葛根湯(かっこんとう)で体を温めるばかりですが、実は、この方法では「のどが痛くなる、赤いカゼ」には効き目が無いのです。
先日も、お客様から以下のようなメールを頂いています。
(掲載許可済みです)
「アドバイスをいただいだように、大根やトマトなどを食べるようにもしました。
風邪というと、つい体を温めるようなものを食べるようにしがちでしたが、風邪のタイプによって違うんですね。
気をつけなければいけないですね。」
風邪には、大きく2つに分けると、
○背中がゾクゾクする青い風邪→葛根湯
○のどが痛くなり、熱っぽい赤い風邪→天津感冒片、涼解楽
の2つに分けられます。
「のどが痛い、熱っぽい風邪」には、葛根湯で体を温めることは、効果が無いばかりでなく、とくに風邪をかえって悪化させることにもつながりかねません。
ひきはじめの赤いカゼ対策には、体にこもった熱を逃がしてあげること。
赤いカゼをほおっておくこと
☆のどのイガイガ、乾き
↓
☆のどの痛み
↓
☆発熱
↓
☆せき、黄色いたん、関節痛
↓
☆高熱、扁桃腺炎、気管支炎
になりやすいです。
のどが痛いとき、体の熱を持っている時などは、体を冷やす食材をとるように、とくに、新鮮な野菜類には体内にこもった熱を逃がし、体を潤す効果があるので、積極的に摂りたいものです。
香辛料や塩、油などをたくさん使うと、のどの炎症を悪化させ、熱を体内にこもらせてしまうので注意してください。
○ひきはじめに食べる! 赤カゼ食材
豚肉、きくらげ、トマト、わかめ、セリ、きゅうり、大根、豆腐、たけのこ、セロリ、ほうれん草
○やりがちな間違いの赤いカゼ対策
×カゼの代表薬、葛根湯をのむ
×お風呂に入って汗を出す
×辛い食べ物で体を温める
赤カゼ対策に大切なのは、熱を逃がすこと。
体内の熱を上げる葛根湯では、逆効果です。
またお風呂に入って汗を出しすぎることにも注意。
体内の水分が出過ぎて、ますますカラカラになり、ひどいときには脱水症状になることも。辛い食べ物も熱を上げるので控えめに。
○赤カゼ漢方薬
天津感冒片と涼解楽の2つのタイプがあり、天津感冒片は錠剤、涼解楽は粉薬です。
のどの痛み、炎症、熱をやわらげます。
「カゼ 早く治そう!」も参考になりましたら、幸いです。
こちらのコラムもご覧ください。
www.tutiya-kanpo.co.jp
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<平成18年1月20日 大石田 川前地区 「冬の最上川 一瞬の晴れ間」>