おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
最近の山形は、さくらんぼの収穫で忙しい季節で農繁期ですので、
わりと日中に時間に余裕を持てるようになってきました。
このブログ「ココログ版 土屋薬局」のアクセス解析を見てみたところ、
意外や意外、「携帯からのアクセス」が多かったのです。
都会の人は、電車通勤の時間などで、
お読みくださっているのでしょうか?
私も自分の携帯で、この「ココログ版」にアクセスしましたが、
けっこう読みやすいですね。
ニフティのほうでは、携帯の画面には画像を映らないようにしているので、
パケット代を心配する必要がありませんし、文字だけのテキストなので、
さくさくと読めることができます。
携帯サイト訪問者数÷1日トータル訪問者(携帯サイト訪問者+PCサイト訪問者)
=32%でした。
時代は変化していることに、やっと昨日に気がつきまして、
今後は、より携帯からアクセスしてくださる方に優しい文章を心がけたいと思います。
さて、本題です。
以前、「ルナルナ女性の医学」平成20年6月4日で紹介したお客様がいました。
1)蕁麻疹 2)生理周期が短い 3)ストレス(生理前のイライラ) の
3つを目標にして、漢方をお勧めしたお客様でした。
そのコラムの文章を再度掲載しますね。
…
もう一人のお客様も、ストレス過剰でした。
舌の尖が、真っ赤でした。
これも心熱(しんねつ)といって、ストレス過剰タイプです。
中医学的には、心肝火旺(しんかんかおう)といっても良い感じです。
その方の漢方的弁証は、
舌の尖が赤い、苔は薄白(はくはく)
↓
1)蕁麻疹の原因
2)生理の周期が25~26日と早いのは、心熱が原因。
3)生理前のイライラも、心熱が原因。
と病機を考えました。
蕁麻疹と生理の状態の両面を睨んだ処方をお勧めしました。
偶然かもしれませんが、2人のお客様の処方は、
まったく同じ処方で、「ストレス漢方」にしておきました。
マイルドで王道を行く処方です。
お二人ともまた2週間後に来店してもらいます。
言い訳ではないですが、まず漢方を飲まないと分からないので、
漢方相談の初回は、「ピッチャー第一球を投げました!」の
始球式のようなものですから、まず服用してみて、体調を相談してください。
とお伝えしています。
…
昨日の6月24日に2回目の来店。
開口一番に「妊娠しました、6週目です。偶然かもしれませんが、主人と共に驚いています」と言われました。
結婚8年目のお客様ですから、本当におめでたいことです。
舌ベロを見せてもらいましたら、舌の尖の赤みは、
スーッと見事に消えていまして、初回よりも健康な状態の舌ベロでした。
漢方の効き目あり!です。
さらにお客様の話は続きます。
「生理の周期が短いことを改善する漢方だったので、今回は、なかなか生理が来ないで、あ、もう効き目があって、生理の周期が長くなったんだ。と思っていたんです。そうしましたら、生理がなかなか来なくて、心配していたら、妊娠していました。」
排卵日が12~13日目くらいで、30歳とまだお若いのに、26日周期と短めでしたので、「生理周期の改善」も提案していたのです。
蕁麻疹の痒みはまだあるそうで、病院の薬は服用できませんから、
漢方は引き続き継続しての服用をお勧めしました。
「ピッチャー第一球投げました!」の始球式のような、漢方処方が、
効果があったことの報告でした。
案外、効き目が早くて、2週間くらいで結果がでることも、しばし体験することです。
<2008年6月22日 青森市 合浦(がっぽ)公園 「初夏の桜並木・本日快晴」>