おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日にも「形勢逆転の話」の話の続編を書こうと思っていたのですが、西宮から新幹線を乗り継いで、さくらんぼの産地・東根まで来店されたお客様がいらっしゃったことと、地元のお嬢様が来店されての新規の相談と2件ありましたので、まったく時間がとれませんでした。
(初めての相談の方には、1~2時間くらいじっくりと時間をかけることが多いから)
最初、飛行機で伊丹から山形空港に降り立たれるご予定だったのですが、2日前に予約をしようとしたので、キャンセル待ちもままならず、5時半起床で東京駅で、山形新幹線に乗り継いで来店でした。
今まで京都から山形出身の方が来店されたことは体験にあるのですが、はるばる関西からのお客様の来店に、ものすごく感激してしまいました。
「さくらんぼ東根駅」に当店のスタッフが車でお迎えに上がりまして、道中、道路から眺める「さくらんぼの木」を見て、驚かれたようです。
関西の方が「さくらんぼの木」を生で見ることは、そうそう無いはずですから、新鮮な体験だったと思います。
気候は、やはり関西よりも山形は涼しいということで、ちょうど新幹線の冷房対策に来ていた上着が役立ったそうです。
漢方相談では、いろいろと今までの事情や経緯をお聞きしまして、ベスト処方をお勧めさせて頂きました。
漢方相談後は、18時半の伊丹行きの飛行機まで時間がありましたので、雨降りの中、山寺観光に行かれましたが、風邪など引かれていないか心配です。
また、神戸のお土産まで頂きまして恐縮しているところです。
(当店からは、特別に「さくらんぼ」をお土産として、お渡ししました)
さて本題です。
「形勢逆転の話(2)」です。
39歳、女性の方です。
結婚5年目、不妊治療も始めて5年が経過しようとしています。
「どうしても子供がほしくて、諦めることができません」という真摯なご相談でした。
人工授精は7~8回。
その後、体外受精(自然周期変法)に切り替えて、5回実施しました。
過去3回は移植すら出来ず、2回は卵を戻しましたが、着床できませんでした。
最近の体外受精では、先月は2個の卵が見えたが採卵できず、今回に体外受精では空胞でした。
子宮筋腫が大きくなっていること、そしてチョコレート嚢胞があり、卵管も片方詰まっています(卵管閉塞)。
平成20年5月12日のご相談です。
大変に有名で高名な先生のクリニックに通われています。
チョコレート嚢胞は、手術をすると卵巣の反応が悪くなるケースもあるので、先生の判断で、不妊治療を優先されています。
当店からは、活血化淤(かっけつかお)をメインにした、これも「最速の漢方薬」をお勧めさせて頂きました。
その後の経過は、6月3日の時点で、体がつねに暖かくなった。
生理前の胸の張り、痛みも無くなった。
舌ベロが白っぽいことが少なくなってきた。
6月20日から体外受精を再開しています。
お電話では、「今までないくらいに卵の数が増えました。内診でも4個分かります!」
「今までは、1個くらいでやっとでした」
ということで、体外受精を始めてから、初めての嬉しい経過だそうで、私も嬉しく思っているところです。
今後は、「卵をもう少し大きくしたい」というリクエストに、漢方の服用方法をさらに効果的になるように提案させて頂いているところです。
今回も「形勢逆転」の話でした。
<2008年7月3日 お客様からもらった神戸のお土産 「高砂きんつば」>