こんにちわ、土屋です。
全国各地暑さが厳しいことと思います。
ここ山形も暑さ全開です。
さて、今日の午後に男性のお客様が来店されました。
開口一番「舌の歯型が気になる」と自ら舌ベロをベーっと出されました。
確かに、舌ベロには歯痕(しこん)という歯型の跡がついています。
舌ベロの両脇が波打っている形は、歯痕(しこん)と呼び、
中国漢方では胃腸が弱い体質であると認識しています。
おもな原因は、夏で暑くて冷たいものを取り過ぎたり、
もともと胃腸が弱い体質であることが考えられます。
通常、薬局の店頭で相談していて、舌ベロに歯型がついている場合や
または舌ベロに苔が多い時には、たとえば婦人科の子宝相談であっても
かならずそのこと考慮に入れていきます。
アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症、鼻炎、風邪をひきやすいなど、
アレルギーの原因にも、歯痕の舌ベロであることが多くて、
胃腸を丈夫にすることを「体質改善の手」としていきます。
この男性のお客様は、だいぶ漢方が好きらしく、
ご自身で本を読んだりして勉強されているようでした。
他にも、「どういう食事が良いですか?」などとも聞かれまして、
アドバイスを差し上げました。
胃腸を丈夫にする漢方薬は、少なくとも半年から1年の継続服用をお勧めです。
「千里の道も一歩から」で、じっくりと胃腸を整えていけば、
やがて歯痕(歯型)も減っていきますし、丈夫な体質になっていきます。
疲れにくくなったり、朝にスッキリと目が覚めたり、アレルギーなども軽減しやすいです。
今日は「歯痕(しこん)について」で、胃腸強化の漢方の話でした。
皆様も暑さが厳しいですから、胃腸を守りながら、体調良くお過ごししてください。
<2008年8月3日 新庄駅 「思いで号」>