土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

マイノリティ

おはようございます!

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今日は12月15日(月)で、毎月5日と15日の日は、

土屋薬局 中国漢方通信メールマガジンを発行しています。

ですが、まだ今日の通算103号は製作中でして、

今日中には発行したいと思っています。(弱気)

今日は、前回の12月5日号に書いたメールマガジンからの

記事を紹介させて頂きます。

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●●  1.巻頭コラム 「マイノリティー」

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先日、多嚢胞性卵巣症候群PCOS)のお客様が来店されました。

11ヶ月の赤ちゃんを抱いたご主人様と一緒でした。

20代のお客様は、初潮の頃から生理不順で

今まできちんと生理が来たことが無かったそうです。

クロミッドなどの経口誘発剤を服用しても、

排卵することが難しく、注射に毎日通っていました。

ある日、これは多嚢胞性卵巣症候群に特徴的なことなのですが、

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になってしまい、

卵巣が腫れてしまったので一旦治療をお休みしたところで、

偶然にも授かったそうです。

お医者さんも、信じられない様子だったそうです。

今も2人目のお子様が早く欲しいので、

毎日注射に通っています。

お話をお聞きするには、注射代が以前よりも値段が上がって

1本2000円くらいすること。

自分の体のせいで、お金がかかってしまい

主人にも申し訳なく思うこと。

また母親に自分が多嚢胞性卵巣症候群であることを告白したら、

母親が自分のせいで娘がこんな体になってしまったか、

ショックを受けてしまったこと。

などなど沢山のお話を聞かせて頂きました。

相談するお客様の後ろでは、赤ちゃんを熱心にあやすご主人がいます。

ご主人は、とっても子供が好きなんだそうです。

だから、早く子供が欲しくて、自分のせいで

主人に迷惑をかけているのではないか。

今は、病院に注射に行っているが、

二人目を授かったら、今度は漢方一本やりで行きたい、

などもお話されました。

私とお客様の会話は、そして政府の今度のお金をばら撒く政策についても

矛先が向かいました。

「日本のために少子化はいけませんから、

不妊治療代はすべて無料にしたり、

少し国の予算配分を不妊治療にまわしてもらいたいですね。」

「ノルウエーやフィンランドなどヨーロッパの国では、

国が公費負担でたとえば3回までは体外受精を無料にしているところもあります。」

「日本もぜひそうなって欲しいですね」

不妊症などは大きな声で、人には言いづらいですから、

まさに「マイノリティー」なのです。

社会的弱者に目を向けた政治をしてもらいたいなあ、

とつくづく思う今日この頃です。

薬剤師、国際中医専門員、不妊カンセラー 土屋幸太郎