ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

お客様の風邪の漢方対処法

おはようございます。

薬剤師の土屋幸太郎です。

昨日は仙台で南東北中医薬研究会の研修会がありました。

仙台からは今朝早朝に帰ってきたのですが、

仙台も雪が降りましたので、雪景色を見ながらのドライブで、

なんとなく爽やかな気持ちでいっぱいです。(笑)

さて最近はインフルエンザや風邪が猛威を振るっていますが、

当店のお客様Sさまから嬉しい報告がありました。

掲載許可を頂きました。

○平成21年1月30日

こんばんは!

インフルエンザが猛威を振るっていますね。

我が家は今のところ大丈夫ですが、私が久々に風邪を引きました。

2日前から悪寒と喉の痛みで、葛根湯と天津感冒片を飲んで一汗かきました。

板監茶でうがいもしていますが、午後になると微熱が出て

喉の痛みはずっと残っています。

年度末も近づき、何かと幼稚園や学校に行く機会が多いので、何かお薬があったらお願いします。

この冬、新たに二名に漢方(特に板監茶)をご紹介しました。

たまたま二人とも副鼻腔炎の顔面痛と頭痛のピークでしたが、

板監茶でうがいをして、10分ほどおしゃべりをしている間に

「あれ!?痛みがなくなってる!!」と大喜びでした。

それからは家族中でせっせとうがいをしているそうです。

お母さんは、お子さんの通院回数が激減してとても喜んでいました。

では宜しくお願いします。

Sさまの素晴らしいところは、悪寒と咽喉の痛みの2つの症状に、

葛根湯と天津感冒片の2つを合方して服用したことです。

○悪寒(おかん)→風寒(ふうかん)証→葛根湯で体を温めて汗をかいて治す。

○咽喉の痛み→風熱(ふうねつ)証→天津感冒片で咽喉の痛み、炎症を解消する。

本当に素晴らしい風邪の漢方養生法で感服した次第です。

漢方的センスが良い服用方法です。

板藍茶のうがいも上手にしていますので立派だと思います。

お子様の風邪予防に、かなり役立っているそうです。

(午後からの微熱には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などを紹介させて頂いています。)

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<2009年2月2日 「椿」 土屋薬局店内>