ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

おもひでぽろぽろ(後編)…紅花の山形路

おもいでぽろぽろ(前編)…紅花の山形路

おもいでぽろぽろ(中編)…紅花の山形路

の完結編です。

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紅花をよく観察してみると、蕾から花が咲くときには、

赤い火煙のような花びらが出てきます。

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次に紅花の私たちがイメージする黄色っぽい花が開いてきます。

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おばあちゃん曰く「中も開いた」状態です。

うーん、やっぱりステキです。

県内ニュースでは、白鷹で紅花祭りとかありましたので、

山形県内各地では紅花があちこちで可憐な花を咲かせているようです。

そして今回は、久しぶりに漢方コラムとなりますので、

大塚敬節先生の「漢方と民間薬百科」より引用させて頂きます。

○紅花(こうか)

紅藍花(こうらんか)ともいう。

キク科のベニバナの花弁で、「金匱要略(きんきようりゃく)」という漢方の古典には、「婦人の62種の風、および腹中血気刺痛は、紅藍花酒(こうらんかしゅ)これを主(つかさど)る」とあって、いろいろの婦人の病気、ことに腹の痛む病気に、この薬がきくことがわかる。

紅花は、血を清浄にして、血のとどこおりをなおし、月経不順をなおし、腹痛をなおす効がある。」

このごろ、これを材料にした高血圧症の薬ができている。

(大塚敬節先生、主婦の友社さん、355ページより、引用させて頂きました。ありがとうございました。)

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おばあちゃんにペコリと頭を下げて、紅花の新聞紙包装の花包みを持ち帰り、

今は仏壇の前に可憐な紅花を添えさせて頂いています。

おばあちゃん、どうもありがとうございました。