おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
しっとりと濡れた感じの朝を迎えています。
どんよりとした曇り空も素敵です。
我が家では、皐月が咲き始めました。
季節を感じます。
おはようございます。しっと... posted by (C)tutiyak
さて、昨日の夜はお茶の間テレビ講座で、北海道から沖縄までテレビ回線で全国の漢方薬局の先生方と症例検討会を開きました。
一番目は、「FSHが高め、周期短めのかた」の症例検討でした。
早発閉経気味になってくると卵胞が未熟のまま排卵するので、周期がだんだんと短くなってきます。
検査すると卵巣機能が弱っているのでFSHは高めになっています。
体外受精をしても、うまくいかないことも多い症例です。
中医学では、体質を分けて考えていきます。
大雑把に言うと、陰虚(いんきょ)と陽虚(ようきょ)の体質の2つに分けます。
陰虚(いんきょ)は、暑がり、のぼせ、ほてり、痩せ気味、口渇、便秘、寝汗などの体質です。
陽虚(ようきょ)は、腰痛、性欲低下、冷え性、尿が近いなどの体質です。
昨夜の症例検討では、陰虚(いんきょ)体質の方でした。
漢方薬では、婦宝当帰膠、麦味参顆粒、二至丹、血府逐淤丸、杞菊地黄丸、参茸補血丸などの処方を組み合わせながら相談をされていました。
中医学講師のチューターの先生からは、「体調全般的に漢方で良い状態を作っていく、あせらないこと、チャンスは必ずやって来るのでチャンスを待つこと、良い卵が出来るのを待つ」などというコメントが寄せられました。
もっと気楽に取り組んでいくには心構えとして「半分あきらめるくらいの気持ちも大切」だそうです。
なかなかそのような心境も難しいと思いますが、当店でもこれからも真摯に漢方相談に取り組んでいきたいです。
もう2例目の症例検討では、二例目は、子宮内膜症、チョコレートのう疱、子宮腺筋症がテーマでした。
何か漢方のことなどで分からないことがあれば、土屋薬局までメール JDY00247@nifty.com またはお電話 0237-47-0033まで、お気軽にお問い合わせください。
テレビ回線の双方向での勉強... posted by (C)tutiyak