薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
山形県東根市神町の土屋薬局では日頃から子宝の漢方相談が数多く寄せられています。
多くのお客さまに喜んでいただいています。
病院での不妊治療がうまくいかないことで西洋医学一辺倒から東洋医学、漢方パワーを期待されるお客さまが増えてきました。
さて男性のお客さまからEDのインポテンスの漢方相談
「中折れしやすく頑張るときに踏ん張れないという漢方相談」を受けました。
舌ベロはちょっと黄色っぽい色をしていて「湿熱(しつねつ)」の感じです。
湿熱(しつねつ)とは、体に悪い邪気が溜まっていて流れが悪くなっている状態です。
話をお聞きしますとアルコールをほぼ毎日飲んでいるそうです。
アルコールは飲みすぎると精子の製造サイクルに悪いです。
「そのセックス、ちょっと待って!アルコールは子孫の脳も壊す」
酔っぱらってセックスすると、バカな子が生まれる?
…危ない呑み方・正しい呑み方 マイコミ新書 仮屋暢聡先生
37ページから引用します。
「実際に、胎児の前段階である精子には、飲酒が悪影響を及ぼすことがわかっています。たとえば1996年にアメリカで行われた実験では、1日に普通サイズの缶ビール(350ミリリットル)を1~3本飲んでも精子に影響は出ませんでしたが、4~7本飲むと精子の発育に影響が出始め、それ以上飲むと20パーセントの精子の発達が止まる、すなわち精子数が2割減少する、という結果が出ました。」
38ページからは
「精巣には『ライディッヒ細胞』と『セルトリー細胞』という2種類の細胞があり、それぞれが精子の形成や成熟に関係していますが、アルコールがこれらの細胞にダメージを与えてしまうのです。」
などなどのアルコールの弊害が書かれていまして、次の段落は「大酒飲みは女性化し、インポテンツになる!」ともあります。
とにかくお客様にはなるべく飲酒を控える事と、そして「湿熱」を解消しつつ「補腎(ほじん)」といって男性不妊の精力にも良い漢方をお勧めしました。
生活習慣の改善と同時に男性不妊につながる精力、精子の改善を目指していきます。
ちなみに「湿熱(しつねつ)」タイプの方なので、マカなどの体を温めるものは効き目がないことが多く、実際にマカを服用したことがありますが効き目が今一つ。そのようでした。
男性不妊の漢方相談は体質に応じた適切なもので健康づくり、体全体から男性機能を考えていくことがお勧めです。
「男性不妊の漢方…親子3人からの残暑見舞い」
「男性不妊の漢方/漢方の土屋薬局」
「奥様は健康そのもので、検査も問題なかったという男性不妊の漢方相談」
「男性不妊の精子の漢方相談/男性不妊。漢方の暑がりタイプ?冷え性タイプ?」
「男性不妊症の乏精子症、精子無力症の漢方。妊娠!」