こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
41歳のお客様の相談を受けました。
「不妊に悩んでいます。
加齢とともに月経周期の低温期が短くなっていて、卵巣や子宮の能力の低下を感じています。
基礎体温・生理の周期が26日から24日に短くなり、経血量も減っている。
寒がり、冷え性の体質です。
体外受精も試したが、排卵後だったり変形卵(変性卵)だったりしたので漢方薬での体質改善の必要を感じています。
とのことで恩師の南京出身の中医師の陳先生にお聞きしてみました。
私のメモ書きブログです。
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40歳を過ぎると陰陽両虚(いんようりょうきょ)になりやすい。
陽虚(ようきょ)でも陰虚(いんきょ)になってくる。
月経周期が短いことはFSH↑
補陰(ほいん)と補陽(ほよう)
補陰は生脈散製剤とか帰脾湯など。→気虚体質に良い。
舌が赤い、ほてりなどなければ。
舌が赤い、ほてりがあれば、陰虚なので瀉火補腎丸、二至丹など。
陰虚には、杞菊地黄丸、二至丹。
低温期は理気活血をしない。
低温期早めに、低温期のくすりを使う。
ただし生理痛がひどいときには、初日などは避ける。
周期が短いとき、舌が赤くない、だるい、疲れやすい。→気陰両虚
不眠、不安などのストレス→心を落ち着かせることも大切。
安神作用で。
天王補心丹、蓮心茶、酸棗仁湯
睡眠を良くする。
早く寝ることが大切、生活習慣を改善。
陰と陽のバランスを戻す。
たとえば、婦宝当帰膠と生脈散製剤(麦味参顆粒)。
二至丹(高温期でもいれる、6粒×2回)、瀉火補腎丸(低温期だけ)
高温期は陰虚火旺(いんきょかおう)。BBT上がってから補陽に補陰も加える。
参茸補血丸を半分に補陰。
流産対策には淤血(おけつ)の解消を。
活血は高温期になってから、丹参製剤1日1包でもよい。
(丹参製剤では、冠元顆粒が代表です)
妊娠が確認されたら穏やかな3年から7年で採取される生薬にかえる。
<2011年5月11日 我が家の庭で 真紅のチューリップ>
山吹です。
黄色の色も綺麗で、我が家ではいろいろな色が咲いています。