こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日のテレビ電話不妊漢方子宝勉強会その2、続きの話で、今日は「子宮内膜症」です。
「子宮内膜症・子宮腺筋症の不妊漢方について」
1)子宮内膜症の臨床症状とBBTの特徴
2)子宮内膜症と不妊の関係
3)ピル療法とHアナログ療法のときの中医学療法の併用
4)周期療法と活血化淤の使い方
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〇子宮内膜症の発生部位
卵巣、子宮漿膜 、直腸漿膜 、ダグラス窩、膀胱子宮窩
子宮内膜症のかたには「生理のときに下痢しますか?」「尿意がありますか?」などと聞いてみる。
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○子宮内膜症は冷える人が多い→淤血があるのでBBTは階段式に上昇する。
○にきびがでる→熱毒がある。
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〇子宮内膜症と不妊
卵巣機能低下、卵管・卵管采機能障害、黄体不全・子宮内膜変化、自己免疫
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〇子宮内膜症BBT特徴
月経時BBT下がらない
高温期短く、後半下がる
(この絵は、私、土屋幸太郎が描きました。ヘタウマになってしまいました。^_^;)
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子宮内膜症…排卵期、黄体期が大切
黄体期が良いと、淤血が生理のときに取れやすい
たとえば、婦宝当帰膠+参茸補血丸+爽月宝
<排卵期> 滋陰助陽(重陰)の上で理気活血が原則である
<黄体期> 補腎助陽→参茸補血丸、開気丸など
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〇子宮腺筋症…チャガ(軟堅散結)
〇チョコレートのう腫 化痰利湿。弓帰調血飲第一加減、桂枝茯苓丸、晶三仙など
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〇ホルモン治療時の中医学分析
病機分析:気滞血淤、精血不足、陰陽失調
<基本方針>
理気活血、益腎養血、調理陰陽(周期療法は適応しない)
<常用漢方薬>
婦宝当帰膠+冠元顆粒+補腎薬(杞菊地黄丸など)
35歳だったら補腎は必要、20代だったら婦宝当帰膠と冠元顆粒で。