こんにちは!
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
来週、来月はもう6月で梅雨入りのニュースが聞こえてきましたが、6月3、4、5日(金土日)の3日間、東京虎の門で不妊カウンセリング学会および日本不妊カウンセリング学会学術集会に参加してきます。
6月3日(金)が日本不妊カウンセリング学会第10回学術集会。
6月4、5日(土日)が第28回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座となっております。
毎年6月と10月の年2回虎の門で開かれているのですが、東京の皐月咲く緑の綺麗な季節での学会ですから、毎回毎回心に思い出に残ります。
今年の学会は特別な意味をもち、3月11日の東日本大震災からの初めての学会。そして今なお続く福島原発による放射能危機もあり緊張感をもった大会になると思います。
おりしも会長の佐藤孝道先生からは以下の言葉が寄せられています。
「この震災の後、多くの学会が学術集会の開催を中止し、一部は予定通り実施しています。どの考えが正しいとは言えません。しかし、私たちは被災者支援と学術集会は同時に実施できるし、普段通りの、あるいはさらに一層、社会生活や活動を持続、発展させることも重要な支援の一部と考えました。
巨大災害では、弱者がより大きい被害を受けます。仮設住宅で職を探しながら不妊治療を継続するのは、よほどの援助がなければ不可能です。経済的に冷え込めば「こんな時期に不妊治療なんて」と言われかねません。放射能の問題も不安材料です。10年という学会の節目に起こった未曾有の大災害なのか、私たちは不妊カップル支援の決意をさらに確固たるものにする必要があります」…引用させて頂きました。佐藤先生、ありがとうございました。
震災後、当店でもお客様たちから「日本がこんな危機に面しているのに、私自身の個人の悩みを相談して良いのでしょうか?」と遠慮がちにご相談があったのを何件か体験しています。
私はそのような方々には「個人の幸せ、喜びが日本の国家のためになりますので、遠慮なさらずにご相談してください」と言っていました。
震災中に体外受精の治療を中断しなければならなかったことはたくさんお聞きしていますし、ガソリン不足で通院が難しかった方もいます。
昨日もちょうど3月11日の震災中に受精卵を培養していて、巨大な揺れでシャーレも揺れたので、成功するかどうか、うまくいくかどうか分からない。と婦人科の先生に言われました。
というお客様もいらっしゃいました。
こんな厳しい世の中ですから、ぜひこの時期を乗り越えてうまくいって頂きたいです。
東京虎の門では頑張って研修してきますので、留守の間は色々とご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。
平成23年5月28日 今から雨が降りそうな山形で 薬剤師、国際中医専門員A級、不妊カウンセラー 土屋幸太郎