こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
毎日暑さが厳しいですね。
山形は今日は35℃まで上がるようです。
節電が求められていますが、暑さには打つ手なしのようです。
さて、本日は慢性胃炎(萎縮性胃炎)の中医学的、漢方的な対処法について周軍先生にお聞きしましたので、記録しておきたいです。
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慢性胃炎(萎縮性胃炎) 70歳 男性
胃痛、食道炎によるヒリヒリ感と痛み。
痰も多く、のどに絡みます。
また胸部や背部痛、肩の凝りも起こります。
現役時代に暴飲暴食でお酒や脂肪の多い食事が多かった。
ストレスもあったようだ。(自分では気が付かなかったが)
食べ過ぎたり、眠れなかったり、ストレスを感じたり、甘いものを食べたり、寝不足のときなどに無色透明の痰がでたり、起床時に痰が絡んでしまう。
消化器科からは、パリエット、フォイオアン、グランダシキン。
これまでは裂孔ヘルニア、慢性胃炎(萎縮性胃炎)と診断されている。
胃もたれや胸やけ、胃液の逆流感。ゲップとガス。
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中医学的な漢方的な考え方
慢性胃炎(萎縮性胃炎)はガンになりやすい。
虚証が多い。
女性や元々、胃腸が弱い人に多い。
腸の病気だから脾から治療していく。
粘膜が薄くなる→傷つきやすくなる。
脾を元気にすれば→胃酸が流れる。
健脾が必要。
健脾益気→香砂六君子が良い。標本同治の双方向性がある。または健脾散など。
ストレス対策には、健脾益気、理気。
粘膜が弱くなる→粘膜を守る→紅沙棘が粘膜の保護作用→食事の前に少し噛んで食べると食道や胃の粘膜が保護される。
食べ物の酸っぱい、しょっぱい→胃への刺激
粘膜を守ること
今現状の症状の「標」の緩和には、開気丸とチャガ。炎症の緩和を目指す。
チャガは粉が良い。
開気丸はガスやストレスに。胃のリズムを良くする。
チャガは、胃炎、胃潰瘍、胃がんなどにも応用できる。
2包を服用したら楽になる。
胃酸を抑制する効果がある。
<2011年8月5日 我が家の百合です>