ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の中医学漢方的な対処法を中医師の先生にお聞きしました!

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

毎日暑さが厳しいですね。

山形は今日は35℃まで上がるようです。

節電が求められていますが、暑さには打つ手なしのようです。

さて、本日は慢性胃炎(萎縮性胃炎)の中医学的、漢方的な対処法について周軍先生にお聞きしましたので、記録しておきたいです。

慢性胃炎(萎縮性胃炎) 70歳 男性

胃痛、食道炎によるヒリヒリ感と痛み。

痰も多く、のどに絡みます。

また胸部や背部痛、肩の凝りも起こります。

現役時代に暴飲暴食でお酒や脂肪の多い食事が多かった。

ストレスもあったようだ。(自分では気が付かなかったが)

食べ過ぎたり、眠れなかったり、ストレスを感じたり、甘いものを食べたり、寝不足のときなどに無色透明の痰がでたり、起床時に痰が絡んでしまう。

消化器科からは、パリエット、フォイオアン、グランダシキン。

これまでは裂孔ヘルニア、慢性胃炎(萎縮性胃炎)と診断されている。

胃もたれや胸やけ、胃液の逆流感。ゲップとガス。

中医学的な漢方的な考え方

慢性胃炎(萎縮性胃炎)はガンになりやすい。

虚証が多い。

女性や元々、胃腸が弱い人に多い。

腸の病気だから脾から治療していく。

粘膜が薄くなる→傷つきやすくなる。

脾を元気にすれば→胃酸が流れる。

健脾が必要。

健脾益気→香砂六君子が良い。標本同治の双方向性がある。または健脾散など。

ストレス対策には、健脾益気、理気

粘膜が弱くなる→粘膜を守る→紅沙棘が粘膜の保護作用→食事の前に少し噛んで食べると食道や胃の粘膜が保護される。

食べ物の酸っぱい、しょっぱい→胃への刺激

粘膜を守ること

今現状の症状の「標」の緩和には、開気丸とチャガ。炎症の緩和を目指す。

チャガは粉が良い。

開気丸はガスやストレスに。胃のリズムを良くする。

チャガは、胃炎、胃潰瘍胃がんなどにも応用できる。

2包を服用したら楽になる。

胃酸を抑制する効果がある。

我が家の百合です

<2011年8月5日 我が家の百合です>