お盆のときの漢方相談、有難いことに連日忙しいです。
普段は一人で相談に来ているお客さまが主人を連れてきたり、お盆の休みらしい漢方相談の風景となっています。
ここで思うことは、最近は何かわからないことがあるたびに中医師の先生たちに色々と話を聞いて「中医学の考え方」を聞いていましたので、店頭の実践の場で処方が綿密に絡んできて、スラスラと漢方相談が分かるように(より高いレベルで)なってきました。
最近多いご相談は、女性の中高年のお客様たちの、空咳やのどの炎症、のどがサッパリしない感じ、口内炎などの相談なのですが、これが先日お聞きした内容の
生理不順と口内炎の漢方相談…排卵のときに口内炎になりやすい
これは、のどがサッパリしないときなどに胃陰(いいん)を補うことの大切さが脳裏に浮かびました。
夏の暑さによる体調に関して…天王補心丹
こちらは頻脈気味で夏場に疲れてドキドキしてしまうかたに、「夏は心(しん)に負担がかかる」ことが思い出されました。周軍先生の声が脳裏でやさしくささやいてくれました。
空咳の漢方相談
ここはトン先生から教わった麦味参顆粒や百潤露、などの使い方が参考になりました。
で、これらの方法って日本漢方、病院の処方漢方、保険漢方では使われない「温病(うんびょう)」の漢方になるんです。
うーん、この私が地球温暖化の3・11以降のエコな節電時代の暑い夏に、温病理論でたとえば「夏の暑さで肺の陰が傷ついて空咳が止まらない」とか「慢性の口内炎で困っている」とか「慢性ののどの炎症で困っています」などに清熱、滋陰の方法で対処していけると思うとゾクゾクしてきて、中医学を勉強してきて良かったなあとファイトが湧いてきます。
つまり現代中医学理論での漢方相談ですから、まさにニューホライズン、新しい道です。(^^)
お子様たちでも、「孫が空咳が止まらない」とか「アトピーで困っている」など、熱性の疾患がどんどん増えていますので、必要な体液を補って炎症を改善していく相談を今後とも心掛けていきたいです。
たとえば夏は暑い季節なので、無理な葛根湯のような発散ではなくて、滋陰増液して咳を治したり、風邪を治していくなど、さまざまに刺激を受けています。