こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
お昼休みに散歩していたら金木犀を見つけました。
でももうすっかりだいぶ花びらも散って、盛りを過ぎたようです。
秋晴れの天候の山形です。
さて○漢方不妊症専門講座・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の続きです。
36歳 不妊2年 初潮以来、月経不順。
月経周期は60~90日周期で、90日以上になることも今までに何回かありました。
多嚢胞性卵巣のためと不妊専門クリニックで診断されています。
プロラクチンの値も高め。
セロフェンを服用しないと排卵しない。
セロフェン、カベルゴリンでタイミング4回、人工授精2回しているが妊娠できていない。
いったん、病院の治療を休んで漢方薬で様子を見ることにした。
…
<漢方師匠のK先生の話>
35歳の人でも養血調経でうまくやれる。
40歳の人は→補腎が必要。
PCOSは「邪」を考えること。
小さい卵胞が多い→インヒビンBが増える→FSH↓
小さい胞状卵胞が多い→アクティビン多い→卵胞が成熟できない。
一番の邪は男性ホルモンが高いこと。
10ミリまでできるかどうか、20ミリまで大きくならない。
病院の治療は拒否しない→一定の理由がある。
男性ホルモンを抑える漢方は保証できない。
(男性ホルモン対策には、デキサメタゾン、メトフォルミンなど)
良い病院をみつけること。
原則は補腎活血。
弁証するべき。
弁証論治では、1)月経期 2)月経期以外の2つに分けて考える。
PCOS→生理不順、無排卵→周期がないから周期療法はしなくてもよい。
「自分の道をみつけること」
◎桂枝茯苓丸がのめない、合わないタイプがある
×基礎体温が高い→ この場合には◎水蛭製剤が良い
またニキビが多い場合には温性は使わない。
おりもの↓→直接に利水剤を使わない。
×桂○○丸を避けたほうが良い。
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美肌油の応用。
おりものが増えてきて妊娠するケースがある。
1日3~4カプセル
胃炎、口内炎、美肌に。
胃の痛み対策、口内炎ができにくくなる、痰湿にも使いやすい。
養血活血作用(補陰にもなる)
<2011年10月10日 小安峡・大噴湯>