ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

○漢方不妊症専門講座・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)…その4

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

お昼休みに散歩していたら金木犀を見つけました。

でももうすっかりだいぶ花びらも散って、盛りを過ぎたようです。

秋晴れの天候の山形です。

さて○漢方不妊症専門講座・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の続きです。

36歳 不妊2年 初潮以来、月経不順。

月経周期は60~90日周期で、90日以上になることも今までに何回かありました。

多嚢胞性卵巣のためと不妊専門クリニックで診断されています。

プロラクチンの値も高め。

セロフェンを服用しないと排卵しない。

セロフェン、カベルゴリンでタイミング4回、人工授精2回しているが妊娠できていない。

いったん、病院の治療を休んで漢方薬で様子を見ることにした。

<漢方師匠のK先生の話>

35歳の人でも養血調経でうまくやれる。

40歳の人は→補腎が必要。

PCOSは「邪」を考えること。

小さい卵胞が多い→インヒビンBが増える→FSH↓

小さい胞状卵胞が多い→アクティビン多い→卵胞が成熟できない。

一番の邪は男性ホルモンが高いこと。

10ミリまでできるかどうか、20ミリまで大きくならない。

病院の治療は拒否しない→一定の理由がある。

男性ホルモンを抑える漢方は保証できない。

(男性ホルモン対策には、デキサメタゾン、メトフォルミンなど)

良い病院をみつけること。

原則は補腎活血。

弁証するべき。

弁証論治では、1)月経期 2)月経期以外の2つに分けて考える。

PCOS→生理不順、無排卵→周期がないから周期療法はしなくてもよい。

「自分の道をみつけること」

◎桂枝茯苓丸がのめない、合わないタイプがある

×基礎体温が高い→ この場合には◎水蛭製剤が良い

またニキビが多い場合には温性は使わない。

おりもの↓→直接に利水剤を使わない。

×桂○○丸を避けたほうが良い。

美肌油の応用。

おりものが増えてきて妊娠するケースがある。

1日3~4カプセル

胃炎、口内炎、美肌に。

胃の痛み対策、口内炎ができにくくなる、痰湿にも使いやすい。

養血活血作用(補陰にもなる)

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<2011年10月10日 小安峡・大噴湯>