こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
山形、テレビのニュースではあちこちで豪雪の天気予報で「とうとう今日は来るぞ、来るぞ」と気合を入れていたら朝はサラサラとした粉雪が舞い降り、お日様も射して白い純白の美しい銀世界が広がっていました。
この世は美しいと思います。
山形だけ別世界なのでしょうか?
さて、
高温期に不正出血が続く方の漢方相談を受けましたので、早いときには排卵日前後から生理までずっと続きます。
女性の中医師の先生にもいろいろとレクチャーを受けましたので、ココログにログしていきたいです。
…
○高温期の不正出血対策を教えて下さい。(土屋の質問)
○恩師の回答(Y先生)
不正出血のときには不正出血の色を聞きます。
もし真っ赤だったら「熱」です。血熱などを考えます。
粘調もしています。
真っ赤でなくて黒っぽい、ちょっと出血、おりものに血がつく感じでしたら淤血(おけつ)の場合もありえます。
少腹逐瘀湯で効果があった方の場合には、淤血(おけつ)が原因であった可能性が高いです。
田七人参、帰脾湯など使えます。
帰脾湯は痩せている、冷えているときに。
高温期の針は気をつける。
もし活血化淤の針だったら、出血の可能性。
不正出血を治療する、高温期の維持のための針だったらOK。
婦宝当帰膠も阿膠が不正出血によい。
冷えにも婦宝当帰膠。
排卵の初日から、または生理が終わってから温経湯も併用できる。
温経湯は温めて、活血止血に。
冷えと淤血による不正出血に良い。
高温期の不正出血は、色、量、どんな期間か?を聞くこと。
2~3日前からの不正出血は治療も簡単。
西洋医学的には、子宮内膜の破綻出血。
冷えを治すことが必要。
少腹逐瘀湯は体を温める。
婦宝当帰膠、帰脾湯、田七人参に+温経湯。
温経湯は全周期でなくても良い。
やってみないと分からないので、まず上記の3種類で様子を見てもよい。
→良くならないときだったら、温経湯を足してもよい。
婦宝当帰膠の甘さは大丈夫。
体重が痩せているかたは甘いものを制限しなくても大丈夫。
甘いものは、脾を養う。
ふつうは高温期の不正出血は陰虚。
BBTはあくまで参考
活血で良くなるか、温めると良くなる→温めて不正出血が良くなるのだろう。
温経湯は、温める、活血。
少腹逐瘀湯は日本にないから。
<2012年1月18日 若木山 雪景色>