ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

高温期に不正出血が続く漢方相談…婦宝当帰膠の甘さは大丈夫

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

山形、テレビのニュースではあちこちで豪雪の天気予報で「とうとう今日は来るぞ、来るぞ」と気合を入れていたら朝はサラサラとした粉雪が舞い降り、お日様も射して白い純白の美しい銀世界が広がっていました。

この世は美しいと思います。

山形だけ別世界なのでしょうか?

さて、

高温期に不正出血が続く方の漢方相談を受けましたので、早いときには排卵日前後から生理までずっと続きます。

女性の中医師の先生にもいろいろとレクチャーを受けましたので、ココログにログしていきたいです。

○高温期の不正出血対策を教えて下さい。(土屋の質問)

○恩師の回答(Y先生)

不正出血のときには不正出血の色を聞きます。

もし真っ赤だったら「熱」です。血熱などを考えます。

粘調もしています。

真っ赤でなくて黒っぽい、ちょっと出血、おりものに血がつく感じでしたら淤血(おけつ)の場合もありえます。

少腹逐瘀湯で効果があった方の場合には、淤血(おけつ)が原因であった可能性が高いです。

田七人参、帰脾湯など使えます。

帰脾湯は痩せている、冷えているときに。

高温期の針は気をつける。

もし活血化淤の針だったら、出血の可能性。

不正出血を治療する、高温期の維持のための針だったらOK。

婦宝当帰膠も阿膠が不正出血によい。

冷えにも婦宝当帰膠

排卵の初日から、または生理が終わってから温経湯も併用できる。

温経湯は温めて、活血止血に。

冷えと淤血による不正出血に良い。

高温期の不正出血は、色、量、どんな期間か?を聞くこと。

2~3日前からの不正出血は治療も簡単。

西洋医学的には、子宮内膜の破綻出血。

冷えを治すことが必要。

少腹逐瘀湯は体を温める。

婦宝当帰膠、帰脾湯、田七人参に+温経湯。

温経湯は全周期でなくても良い。

やってみないと分からないので、まず上記の3種類で様子を見てもよい。

→良くならないときだったら、温経湯を足してもよい。

婦宝当帰膠の甘さは大丈夫。

体重が痩せているかたは甘いものを制限しなくても大丈夫。

甘いものは、脾を養う。

ふつうは高温期の不正出血は陰虚

BBTはあくまで参考

活血で良くなるか、温めると良くなる→温めて不正出血が良くなるのだろう。

温経湯は、温める、活血。

少腹逐瘀湯は日本にないから。

若木山 雪景色

<2012年1月18日 若木山 雪景色>