こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
山形もやっと春らしくなってきましたので、これからの季節はお花がいっぱい咲くので楽しみです。
機会がありましたら、このココログでもご紹介していきたいです。(^^)
さて、
基礎体温が高めの方のご相談を受けていました。
約1か月のぐらいの服用で高温期が37℃を超えて、低温期も36・5℃以上になってしまうことが改善されてきました。
いまは高温期は36・8℃くらい、低温期も36・5℃まで上がらることは珍しくなっています。
心肝腎(しんかんじん)にストレスや加齢傾向で「熱」があると基礎体温が上がってきます。
普通に漢方相談をしていて結果的に下がる場合と最初から心肝腎の3つの臓器のラインを意識して漢方をお勧めする方法がありまして、お客様の場合には後者のほうでした。
プロラクチンも高めだったようだとのことで、ちょうどプロラクチンの漢方相談も、心肝腎の3つのラインから漢方相談を進めていくとすごく便利なのです。
ですから、今日は「基礎体温が高め」と「プロラクチン」が高めのご相談の場合には、中医学的には弁証論治の方法は似ているんだなあと思った次第です。
高プロラクチンの漢方対策にも、基礎体温が高めの漢方処方は効果的ですから、今後とも同じような方針でやっていくことにしました。
私が10年以上前から勉強を続けいている不妊症周期療法の過去のノートを整理してみます。
…
<高プロラクチンについて>
潜在性高プロラクチンが多い→胸が張る、お乳がでる、イライラしやすい
1)肝経鬱熱 (木) 逍遥散
2)心腎陰虚 (火、水) 腎水が足りないので心火が燃えて肝臓が影響される。
天王補心丹、温清飲、瀉火補腎丸
3)肝火上炎 瀉火利湿顆粒、釣藤散
炒麦芽を中心にして、弁証して方剤を組み合わせる
1)毛が多くなる 2)ニキビがでやすい→男性ホルモンが高くなる
基本証形
腎虚肝鬱:参茸補血丸、婦宝当帰膠、逍遥散+炒麦芽
腎虚、肝火旺:瀉火補腎丸、加味逍遥散+炒麦芽
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<2011年3月11日 東根市 ジャングルジャングル>
実は、自室でホームページ 「土屋薬局 中国漢方通信」の更新を毎週月曜日の昼休みに行っているのですが、妻が帰宅後にホームページを見ていまして、自分の写真をぜひこの写真に!とリクエストがありました。
「この写真がいい!」そうです。(笑)
2人でスキーに行ったときに、ちょうどイベントで東根市のたんと君が寒い中頑張っていまして、写真も一緒に撮影させて頂いた一枚です。
来週はホームページビルダーに掲載するので、まずはこのココログに掲載させて頂きます。