土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

早発閉経の卵胞発育不良と排卵障害の漢方的考察

「卵胞発育不良と排卵障害の漢方的考察」

過去、10年位まえに中医不妊症周期療法を勉強したときにノートが、今ではすっかりと宝物になっていいます。

暇があるときに読み返して、いまだに力になっています。

最近、「早発閉経」の「漢方相談」を受ける機会が増えてきましたので、ここにまとめていきたいです。

卵胞発育不良の原因

1.体重減少、肥満

脂肪がないと女性ホルモンがスムーズに分泌できない

2.心因ストレス…視床下部に影響する

3.過労…スポーツ選手→脂肪が少ない、体の男性ホルモン↑ 女性ホルモン↓

4.避妊薬物など、ピル、安定剤

以上は視床下部に影響←脳腫瘍

下垂体腫瘍→高プロラクチン血症

シモン氏病

以上は、脳下垂体

卵巣嚢腫

多嚢胞性卵巣症候群

以上は、卵巣性不妊の原因

早発閉経 POF

卵巣子宮内膜症、卵巣炎など

全身性疾病:心臓病、肝臓病、腎臓病

1度無月経プロゲステロンを使用して出血

2度無月経エストロゲンプロゲステロンを使って出血

卵胞発育不良→排卵障害→無排卵排卵困難 BBT一相性

排卵して黄体不全の場合には、BBT二相性

卵胞発育不良と排卵障害の判断

1.排卵日のおりもの

2.月経周期 長い >35日、短い <25日、変動 肝鬱タイプ

3.基礎体温の異常

4.自覚症状、病歴、服用薬歴(安定剤など)

排卵痛は排卵困難

5.望診(体質判断)

ストレス、性格ゆううつ    →肝鬱

流産、先天不足、大病久病、薬物手術、高齢 →腎陽虚

肝脾不和、肥満体質、過食脂甘 →脾虚

以上から、気滞や血淤、天癸不足、気血不足、痰湿脂濁となり

衝任、胞宮虚寒になり、排卵障害、卵胞発育不良、黄体不全になる。

たとえば

腎陽虚、卵胞不育

腎気弱、天癸少は、

卵胞期長い→低温期が22日以上、月経後期

治療の中心→卵胞期

周期療法、補益精血、温陽疏肝活血

陰虚タイプはまた違うときに復習していきたいです。

我が家の庭

<2012年4月4日 我が家の庭>

雪解け、そして今日は昨日からの台風並みの突風が吹き荒れている日です。

朝は雪が降り、まるで真冬のようでした。

そのような悪天候でもじっとフキノトウは耐え忍んで、春を祝っています。

フキノトウ

フキノトウ

我家の庭全景

早く暖かくなるといいですね。

みなさまも悪天候にはぜひお気をつけください。