おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
耳鳴りの漢方相談を受けまして、耳鼻科の師匠の中医師先生にもアドバイスをお聞きしたのでココログにまとめていきたいです。
耳鳴りの漢方相談、最近は増えてきています。
「耳鳴りです。右耳だけです。
キーンという音が1日中鳴っています。
1週間前から、横になると低いボーが加わってきました。」
経過は昨年の秋ごろからキーンという高温でした。
疲れたときや週末に悪化しやすい特徴があります。
柴胡加竜骨牡蠣湯も愛用しています。
過去に、竜胆瀉肝湯、血府逐淤丸を試し、肩こりは改善しましたが、耳鳴りが改善しませんでした。
八味地黄丸、加味逍遥散、蜂の子等を飲んできましたが効果はいまいちです。
…
◎とん先生からのアドバイス→
「疲れると耳鳴りがすることは虚証です。
精神的な原因、ストレス。
まず耳鳴丸が必要になってきます。
虚弱な体質で半年経過していますし、耳鳴りの急性期ではありません。
竜胆瀉肝湯は今は必要ないでしょう。
金属音が次第に低い音になっています。
牛黄清心丸を夜だけ10丸服用することもお勧めです。
牛黄清心丸は精神的な疲れ、体力の弱りに。
柴胡加竜骨牡蠣湯よりも効果が早い。
経済的な余裕があれば牛黄清心丸は朝10丸、夜10丸です。
八味地黄丸がなくなったら牛車腎気丸のほうがより専門的。
活血剤も併用したほうがいい。
水快宝8粒×3回
牛黄清心丸10丸×2回
耳鳴丸9丸×2回
という処方があります。
活血剤では水快宝は効果が早い、効果を感じられるだろう。
その後は丹参製剤に変えていきます。
<2012年4月10日 我が家の庭 「寒椿」>