こんにちは!
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
お休みを頂いて、連休を利用して妻と香港とマカオに行ってきました。
香港の喧騒、私のめがねがブワっと曇るほどの湿気、暑さ。
マカオの曇った空、穏やかな緑、世界遺産の教会やセナド広場。
とくに漢方のツアーではなかったのですが、香港のスーパーや漢方薬局の品揃えなどを見てきました。
この高温多湿の温病を生む地域性に対して「アメリカ人参」「西洋人参」の涼の性質が、また湿気を抜くためにヨクイニンや赤小豆、蓮子芯などが並べられているのだなあと肌身で体験しました。
また当店で取り扱っている漢方薬にも配合されている「魚の浮き袋」「魚鰾(ぎょひょう)」「花膠(かきょう)」も人気があって、これからは「香港漢方」も実践できそうです。
香港では過去のイギリスの統治下にあった名残を、トラムやバスも含めて感じました。
遠くロンドンに思いを寄せ(ハネムーンのときにロンドンに行きました)、マカオではポルトガルのヨーロッパの香りを感じました。
マカオの世界遺産の教会は、500年前のタイルがそのまま使われているそうです。
これは安土桃山時代の織田信長や前田利家や豊臣秀吉が活躍していた時代なのか!とか、遠藤周作さんの小説「沈黙」の世界を思い出しては、「沈黙」に描かれていた宣教師が命がけで世界を旅した時代を感じたりもしました。
山形に帰ってきたらまだ夜には暖房が欲しくなる肌寒さで、地球を、地域の差を感じています。
地域にあった根ざした漢方を続けていきたいです。
(香港ではブルースリーの存在も肌身に感じていました。ブルースリーは偉大です。小中の同級生に芥川賞作家の阿部和重さんがいますが、彼も小説にブルースリーのことを書いています。私たちの世代には香港映画、カンフー映画の影響が強いです)
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<2012年5月5日 媽閣廟(マコウミュウ)>
セナド広場
<2012年5月4日 香港・ヴィクトリアパーク>