ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

20代の耳鳴り漢方相談…ストレスやイライラ、本当にやりたいことをやれてない

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

先週、周先生に漢方相談のことをお聞きしていて、ログしていなかったので記録していきます。

20代の男性

「高温の耳鳴りが、両方の耳で常に鳴っていること。

聴力が正常なのに、人の声が聞き取りづらいこと。」

今年の1月ぐらいからの漢方相談で、わたしは心と腎の問題ととらえて天王補心丹、知柏壮健丸、頂調顆粒などお勧めしていました。

そして再度の漢方の見直しのアドバイス

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(土屋画伯、文字が下手ですみません。

重鎮安神剤は、頭の症状をとる。

重いもので体の上部の症状を落ち着かせる。

心の余裕がなくなるので、天王補心丹もよい。

ストレス、イライラ→やりたいことができない。

天王補心丹はそのまま継続でこれは心を養うやさしいもので、そして肩こりや耳の症状を早めに頭の症状をとるために、「珍珠母、琥珀の重鎮安神薬」を追加します。

「珍珠母、琥珀の重鎮安神薬」は安神で重いもので上部の症状を抑えます。

きっとストレスやイライラ、本当にやりたいことをやれないなどの心理面もあるはず。

天王補心丹+「珍珠母、琥珀の重鎮安神薬」に、疏肝理気を少し加える。

肝が順調になると気血の巡りもよくなる。

少量の瀉火利湿顆粒で脳のストレス、肝熱をとる。

心を養って、肝火をとる。

瀉火利湿顆粒で肝熱を鎮める。

または柴胡加竜骨牡蠣湯で熱を下から出します。(大黄)

肝とは自律神経や耳に関係があるところです。

精神的なもの、気持ちの問題→肝です。

まとめますと

天王補心丹+「珍珠母、琥珀の重鎮安神薬」+瀉火利湿顆粒または柴胡加竜骨牡蠣湯の3つの組み合わせです。

※肝熱をとる→辛い物を避ける、酒、唐辛子よくない。

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<2012年5月31日 我が家の庭 クレマチス