こんにちは。
今日は夏至の日で、一年で一番日が長い日です。
陰陽の切り替わるとき、陽が一番ピークに極まって、これからまた少しずつ陰が成長していく季節です。
さて頭痛と耳鳴りについて、今朝トン先生にいろいろと漢方アドバイスをもらっていましたのでココログ版 土屋薬局中国漢方通信に記録していきたいです。
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1)頭痛(片頭痛、緊張性頭痛)、肩こり、首のコリ、吐き気、しびれなどの漢方相談について
30代の女性のかた
梅雨時に入ってきたら急に悪くなってきました。
四六時中、慢性頭痛で多少の痛みがある。
不安感から吐き気もでる。
痛み止めを飲んで効果がなかったら頭痛薬のイミグラン。
病院でツムラの漢方薬、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)をもらっているが効き目がない。
→トン先生からの漢方アドバイス
ストレスが頭痛になる。
女性の人は「当帰を主体にした漢方」で、血の道を整えることが基本になる。
女性ホルモンを助けることが基礎です。
同時に丹参製剤で活血化淤、+「頭を爽やかにする漢方」で十分に効果があります。
◎症状が良くなれば続けてみて、もし症状が改善しないようでしたら、
「血流たっぷりの漢方薬」+丹参漢方製剤+「逍遥散に加えた漢方薬」
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2)耳鳴りの漢方相談についてトン先生にご質問
産後、乳腺炎がひどかったのでカバサールで断乳しました。
母乳が止まったところからウオンウオンと低音の乾燥器が回っているような耳鳴りが聞こえます。
耳鼻科では聴力は問題なく、通気を行うが変化なし。
その後、両耳に高音の虫が鳴くような耳鳴りが始まりました。
→トン先生からの漢方アドバイス
女性ホルモン、精神面、血流などを整えると耳鳴りが改善します。
「血流たっぷりの漢方薬」+丹参漢方製剤+耳鳴の漢方薬
普通の漢方の耳鳴りの漢方の方法で十分に効き目があります。
産後には赤ちゃんを世話する生活のリズムで体調が崩れます。
ストレス、疲れ対策をケアします。
「逍遥散に加えた漢方薬」やミンハオなどの重鎮安神薬も効き目があります。
ひどい病気ではないので、お客様にも安心してもらうこと。
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3)女性の月経周期から不妊症対策╱子宝漢方相談の周期療法についてトン先生に聞いてみました。
AパターンとBパターンにする。
つまり
<Aパターンは排卵日前までの処方> <Bパターンは排卵後の生理がくるまでの処方>
月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と女性の月経周期を4周期に分けて服用することは、現実的ではない。
低温期は卵子を育てる時期。
高温期はあまり冷やしすぎない、黄体機能を高めていく。
たとえば婦宝当帰膠+参茸補血丸。
若干、温陽を高める。
(鍼灸と子宝漢方の併用について、漢方と鍼灸では相乗効果はない。漢方だけでいい。中国でも漢方だけで鍼灸は併用していない)
<2012年6月15日 我が家の庭 百合の花咲きました>