こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
先週の土曜日の漢方相談会、午後1時から閉店までお客様がほとんど途切れることなく続いて、とくに最近は仙台市からの子宝漢方相談のお客様も増えてきていますので忙しかったです。
今日も午後から新潟県からのお客様もいらっしゃいますし、漢方相談もっとレベルを上げていきたいです。
昨日の日曜日24日は仙台で南東北中医薬研究会の定例会でした。
私は会の学術委員をしていて今年の講師に周軍先生を推薦させて頂いたのですが、すごく良かったです。
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おもな内容
○基礎体温と陰陽の変化
○基礎体温のパターンと中医学の周期治療
○排卵障害不妊について
基礎体温のパターンでは
1)月経周期が長い
2)月経周期が短い
3)高温期が短い
4)変動が激しいタイプ
5)無排卵月経
6)排卵障害性不妊→無排卵、卵子の未熟と卵子の老化、卵子の排卵障害(PCOS)
など周軍先生の考え方を4時間みっちりと勉強してきました。
4月の初回の河野先生の講義とともに力になる講義で、今後に役立てていきたいです。
印象的な不妊症の子宝漢方相談の相談例では、7年間生理が止まっていた人(無月経、無排卵)が理気活血+補腎で40日目で生理がきた、次にも40日で生理が順調に来るようになった。
また北京の先生の友人が中国でもPCOSの治療の有名な先生で、午前8時から午後1時まで50人もの患者さんを診て一緒に2日間研修で見せてもらったけどふだんは日本のリズムに慣れているのでビックリしたなどと興味深いお話も聞かせて頂きました。
4月の河野先生のときは(私が20年前から中医学を教わっている中国人の漢方の先生)活血化淤に力を入れるとご懐妊する話、また今回の周軍先生のお話では「精のあるもの」の漢方を使っていったほうがご懐妊しやすいなど興味深い話でした。
基礎体温でいえば、排卵期がちょうどお月様が満月になる時期。
陰が一番と大きいときで十五夜に相当すること。
それから、、満月から下弦になって晦日を迎えて(三十日)で重陰必陽で最後の日に月経が来潮する。
晦日の生理がきたときは重陽必陰で陰が始まってくる。
お月さまは上弦になっていって陰が増えていって満月になるころに一番排卵の可能性が高い。
1年の変化でいえば、夏至は重陽必陰で陰長陽消で秋分となり、冬至を迎える。
冬至は重陰必陽で陰陽転換となり、陽長陰消で春分を迎えてまた夏至になると、陰陽論の深淵な話もお聞きできたのでそれだけでも私は本当に中医薬研究会で中医学を勉強していて良かったと思いました。