「雲の峰一人の家を一人発ち」岡本眸…
私の目の前には小諸から眺める浅間山が浮かんできて、高峰高原の高峰温泉付近の風景が脳裏に再現されています。
雲たかく、夏の空は青いです。
さて、今日は
肌荒れ、ニキビの漢方相談で嬉しかったお話です。
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平成24年2月1日の漢方相談です。
20代の若い女性のお客様です。
肌荒れ(ニキビ)
あご、胸、背中にでています。
以前はもっとひどくて化粧もできませんでした。
抗生物質の内服などである程度良くなりました。
生理前にひどくなりやすいです。
ニキビ跡もひどいです。
仕事の関係で1週間ごとに夜勤があります。
生理痛が辛いです。
初日~2日目にかけて。
たまに血塊が混ざります。
子宮筋腫なども心配になります。
生理痛のときには鎮痛剤はあまり服用したくないです。
ひどいと毎日、頭痛があります。
お昼過ぎから頭痛になります。
肩こりもあります。
食欲は正常で、お通じも正常です。
便秘していません。
漢方薬は、
1)5つのお花の漢方薬
2)清熱の活血漢方剤、疏肝作用も期待できます。
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平成24年2月16日
同じ漢方処方です。
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平成24年3月9日
あごのニキビはあまり変化ありませんでした。
頭痛は軽くなった感じです。
漢方を服用してから2回ぐらいしか頭痛になっていません。
生理の周期は順調ですが、生理痛がひどいです。
血塊が混ざります。
夜は眠れていますが、食欲に波があります。
疲れていると食べたくなくなります。
漢方薬を一部替えます。
変更です。
1)痰熱を解消する漢方薬
2)清熱の活血剤、疏肝作用も期待できます。
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その後毎月きちんとお続けになりました。
このお客様の場合には、便秘がなくて通じが正常でした。
お通じを良くして体の奥深い熱を消し去るというよりも「痰湿(たんしつ)」、「痰熱(たんねつ)」と考えてスッキリさせる方法が功を奏したと思います。
また頭痛や生理痛、にきびの跡などは淤血(おけつ)と考えますので、血流を改善する方法、炎症を冷ます方法も良かったと考えています。
今後とも、肌荒れ、ニキビの漢方相談丁寧にやっていきたいです。
<2012年7月19日 我が家の庭 紅い百合咲きました>