こんにちは。
久しぶりにココログ書いているような気分ですが、山形、立秋を過ぎてから風が涼しくなってきて過ごしやすくなってきました。
最近の漢方相談は昨日も午後から急に忙しくなったり、いろいろとニキビや周期療法の漢方相談などお客様一人一人の体質に合ったものをお勧めできるよう、正しい弁証論治、漢方相談を心掛けています。
さて今日は山形市からのお客様の漢方相談、ちょっと迷ってしまいましたので師匠の何先生にアドバイスを仰ぎました。
忘れぬうちにログさせて頂きます。
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土屋 「基礎体温が高め。低温期が36・6~36・7℃、高温期が36・8~37℃ぐらいの基礎体温が高めのお客様です。
通常は「熱」と考えて月経周期も28日以下と短くなるはずなのですが、実際の月経周期は35日と長めになっています。
漢方では温めるものだとますます加熱して、基礎体温が上がってしまいますし、体を冷やす、熱を冷ますようなものにしてしまえば月経周期、排卵がますます遅くなってしまいます。
非常に矛盾した状態です。
舌ベロは赤みがあって(尖紅でもある)、苔は少なめです。
どのようにすればよろしいでしょうか?」
何先生 「そのような矛盾した状態の場合には、気陰両虚のときが多いです。
矛盾があります。
舌ベロが赤い、周期が短い。
このような場合には免疫と関係があります。
着床したけどすぐに流れて流産してしまう。
高温期には、チャガと脾の気陰を補う漢方薬を使っていきます。
子宮の中の免疫も落ち着きます。
免疫細胞は小腸の中にいっぱいある。
低温期になったら、脾の気陰を補う漢方薬に+杞菊地黄丸6丸×3回、美肌油2カプセル×3回と処方を変えます。
高温期は2種類で少量の漢方で。1日3回ずつ。
一般的に舌ベロが赤いときには、生脈散などの処方を思い出しますが、このようなときには脾の気陰両虚と考えて周期療法していきます。」
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土屋 「養血調経は要りますか?」
何先生 「体を温めてしまいますので要りません。」
土屋 「二至丹は使えますか?」
何先生 「うーん、二至丹は通常の基礎体温が高め、月経周期が短めの方だったら使ってもいいです」
ということで、貴重な値千金のアドバイスでした。
<2012年7月16日 長野県木島平村 稲泉寺 「ハス寺」です>
デートする二人が点景として印象的な眺めでした。
北信州の空は高く、青いです。信州最高。