こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
残暑厳しい山形です。
お客様の漢方相談で考えていたら、こんがらがってしまいまして、中医師の先生にアドバイスをお聞きしておきました。
今日は上海出身の先生だからさしずめ「上海漢方」といった感じでしょうか。
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○30代半ばの女性のかた
産後1年9か月
今年の春に断乳、そして7月に生理が再開。
今回の生理周期が49日と長かった。
自覚症状は、性欲低下、手足のほてり、のぼせ、疲れやすい、血色が悪い、ため息、憂鬱、イライラ、不眠不安、乳房が張って痛くなる。
浮腫み、体が重だるい、肩こり。
日中に微熱が続いていて、体がだるい、きつい。
手足がほてる。
舌ベロは色は痰で気血不足の感じがあって、舌ベロの尖は赤みがあります。
土屋からの質問
「日中に微熱があり基礎体温もやや高めなのですが、なぜ生理周期が長めなのでしょうか?」
ようびん先生の回答
「母乳の期間が長い、やせている。
気血(きけつ)、陰血(いんけつ)の消耗↓
陰だけではなくて、血の不足もある。→月経周期が早くこられない、周期が長くなる。
体力が回復されていない、陰血の回復にならない。
◎婦宝当帰膠はいいです。全量で。
それに補気の漢方(たとえば補中益気湯など)を2回。
眠れない→子供の夜泣き(子育てと関係があるからと説明すればより安心感)
睡眠を良くする→イライラ、疲れが取れやすい→寝る前に酸棗仁湯
☆場合によって、逍遥散とか加味逍遥散
生理のときには、ちょっと丹参製剤。6日間は加えて服用したほうがいい。
まとめ:血(けつ)を補うことと疏肝することは大切です。」
<2012年9月4日 朝日を浴びる鷺草です>
今年も鷺草が私の目を楽しませてくれます。