ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

子宮腺筋症のかたは生理のときだけ漢方を飲むといいのですか?それとも全周期に考えるべきですか?

こんにちは。

先ほど空を見上げたら大空を白い飛行機雲が一筋に北に伸びしていきました。

まだまだ夏空の山形です。

さて、昨日の「産後の頭痛に…ベイビースリープ、ユースリープ」の話の続きです。

何先生にもう一件、漢方についてアドバイスをもらっていましたのでログしていきます。

「40代の女性 お子様2人いらっしゃいまして、子供が欲しい子宝相談ではありません。

生理痛と出血量が多い、血塊もある。

婦人科では子宮腺筋症と診断されました。

1年前から出血が多くなったような気がします。」

何先生のアドバイス

「悪循環になります。

つまり子宮腺筋症→経血量が多い→陰血↓→血熱(けつねつ)になる。

同時に気虚にもなる。(血と一緒に気も失うから)

→気血不足、陰虚で虚熱がでてくる→陰血不足の発熱には「冬至夏至にとれる漢方薬」と気虚による発熱には「真ん中を補って気を補う処方」がいいです。

両方を養血調経に併用するとすごく効果的です。

たとえば「冬至夏至にとれる漢方薬」+「三年から七年でとれる人参」

出血には血熱もあるし、気血両虚もある。

だから、「冬至夏至にとれる漢方薬」+養血調経でもいい。

5、5、5丸など。

生理痛の痛みどめには、チャガと活血化淤の漢方を適時に選びます。」

とのことで値千金のアドバイスでした。

ちなみに、わたし土屋が「先生、子宮腺筋症のかたは生理のときだけ漢方を飲むといいのですか?それとも全周期に考えるべきですか?」とお聞きしましたら即答で「全周期に漢方を使うべきです」とご指摘いただきましたことを付け加えておきます。

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<2012年9月8日 昨日に引き続いて猫シリーズです!>