おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日の15日は、山形市から独身の方ですが新たに高プロラクチンの新規のご相談と、長井市からも継続のリピーターのお客様のご相談などございました。
高プロラクチンは30代ぐらいで病院の薬を服用したら便秘気味になったとのことで、漢方ご希望でした。
1か月のご予算をお聞きしまして、その中で客観的に私の目からも満足して効果が期待できるような漢方をご紹介させて頂きました。
高プロラクチンの方の場合には、薬の副作用で高くなっていたり、ストレスが多かったりする場合もありますので、中医学では疏肝理気をメインにして「ため息、憂鬱、イライラ、生理前の胸の張りの強さ」などを目安にしていきます。
体が戦争状態になると、つまり空襲や空爆を受けているようなストレスがかかる状態になるとプロラクチンの乳腺刺激ホルモンが上がってきてその結果、生理不順になったり生理が遅延したり、黄体機能不全になったりして授かりにくくなるのです。
そのようなことを店頭で説明させて頂き、プラス生理のときには生理がスッキリと出るような周期調整法にしました。
長井市のお客様はこれから11月、12月と秋から冬に向かう季節ですから、夏の暑い山形の気候対策から「秋冬寒さ対策漢方モード」の方法をお勧めです。
ご主人様も補腎薬の海馬補腎丸を長年愛用していますので、二人で補腎をしながら体調を整える方法を提案させて頂きました。
前回は周期が25日とちょっと短ったこともふまえて、生理が終わったら補陰(ほいん)して肝腎要を補って、排卵後の高温期には補陽(ほよう)で子宮やお腹を生理前に温めてフカフカのベッドにする。
こんなベーシックな周期調整法です。
周期調整法の基本は、耳鼻科に強いトン先生もおっしゃっていましたが、
○月経期
○排卵の前…卵胞期(低温期)
○排卵の後…黄体期(高温期)
と分けて排卵後の高温期には補陽をすることが一般的です。
(生理前にニキビや吹き出物、イライラなど「熱」の症状が強い場合には、逆に「冷ます」こともあります)
<2012年10月31日 東根市観音寺 「紅葉が進む山々と柿の赤い実」>