おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
本日は朝から雪が降り積もっている山形です。
先ほど尾花沢からの来店されたお客様がいらっしゃいましたが、尾花沢もだいぶ雪が降り積もっているそうです。
夏になったら、春になって雪が溶けたら鶴子そばを食べに行きたいです。
「かきあげ」が絶品だそうです。(^^)
さて昨日は、「目の漢方相談」と「顔面麻痺の漢方相談」について中医師のようびん先生に教えてもらいました。
忘れないように記録していきます。
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1)20代の男性のかた「目の漢方相談」がありました。
眼精疲労、夕方から顔ののぼせ、目の乾燥感、目の充血があります。
目の充血が一日続いています。
目薬ではどうにもなりません。
お仕事は製造業で立ち仕事です。
血圧は正常です。
ときどき頭痛で、後頭部が重い感じ。
めまい、耳鳴りはありません。
→ようびん先生のアドバイス
目の流れが悪いです。
舌ベロを確認して淤血があるようでしたら血流が悪いです。
杞菊地黄丸と丹参製剤が効果的です。
血行を良くすると目に杞菊地黄丸の成分が届く、流れが改善して効果が高くなる。
杞菊地黄丸がもっと効くようになる。
のぼせが強かったら二至丹もいいです。
何か緊張があるかも。
姿勢が悪いと流れが悪くなる。
丹参製剤は、1包×2回だったり半包×2回
食養生は、レバーとか枸杞を食べたり、菊花茶を普段から愛用したり。
香菊花などの養生茶を飲んでいると違ってきます。
目の充血などによい。
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2)「顔面麻痺の漢方相談」について
顔のどこが痺れているのか?
○耳→肝の経絡
たとえば瀉火利湿顆粒をちょっと入れる。
黄膩苔があれば湿熱が邪魔しているから、患部に効き目が届かない。
○目→肝の経絡
もし苔がない、舌が紅ければ杞菊地黄丸がいい。
○口→脾の経絡
食欲減退などあれば補中丸や健脾散など。
目の症状があれば杞菊地黄丸を加える。
独歩顆粒よりも散痛楽楽丸がいいかも。
独活↓ 羌活↑
養生法はマッサージを自分でする。
目のまぶたのところをマッサージする。
10回ぐらい軽くマッサージをする。
cf(顔の下のしびれ、首のしびれに会員店さんで独歩顆粒と冠元顆粒でよく効いたケースがある)
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<追記>
雲南省出身の先生にも確認してみました。
<5つの生薬>で経絡を通すことも良い方法です。
体を温めること。
寒くなってから発症した場合には温めていくことが基本。
あとマッサージも良いです。
以前に漁師さんで顔面麻痺になった方がいた。
痛みもひどかった。
冬に発症したものだったら参茸補血丸がいい。
正気が不足して経絡が虚のところに邪気が侵入したもの。
通絡には<5つの生薬>
漢方の種類が多くなったら量で加減する。
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2013年1月10日追記
贅沢にも今日は師匠の何先生にも顔面神経麻痺の漢方について問い合わせてみました。
顔面神経麻痺→発症した時間の系列から考える。
最初の時間は去風剤が必要。
たとえば冠元顆粒+頂調顆粒+麦味参顆粒など。
2~3ヶ月経過した場合には、去風剤は効かなくなる。
活血化淤+独歩顆粒+参茸補血丸
あるいは、麻痺だから筋肉の痙攣に対して健胃顆粒や逍遥丸などを併用。
肝脾腎の3つの臓器から入る。
アリやヒルなどの虫類も使える。
食用アリ製品には南五加皮が配合されていて去風剤だから使いやすい。
顔面神経麻痺は遅れると時間がかかる。長引く。
最初の3ヶ月が重要、5つの生薬もOK。
<2010年1月12日 蔵王温泉スキー場 いまこの画像をパソコンの背景にしています。懐かしいです>
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