おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今朝は5時起床で朝日を浴びながら月山や朝日連峰の風景に感動しました。
いつか月山も富士山のように世界遺産になってほしいです。
さて山形はさくらんぼの農繁期が続く中、先週の漢方相談会も多くのお客様にご利用して頂きました。
ご相談を受けた内容は
○首の後ろが痛くなる
○起床時に指が開きづらい
○流産後の漢方相談
○体外受精の採卵の準備のための漢方相談
○慢性頭痛、ふらつき
○肩が硬くなってきた、背中がポカポカする
○月経周期が短い漢方相談
○月経周期が低めの漢方相談
○ふわふわしためまい。
耳鳴り、目の疲れ(眼精疲労)
○肩こり、耳鳴り
○ご主人の疲労回復、精力減退解消の男科の漢方
以上のような内容でした。
心から嬉しいことに妊娠のご報告は1名のお客様からございました。
婦人科系の漢方相談は補腎(ほじん)を強化した漢方相談を心掛け、頭痛や肩こりには活血化淤(かっけつかお)、化痰(かたん)を中心に。
補腎とは卵巣機能を上げて、卵子の質を上げること。
体の機能を若返らせることです。
活血化淤(かっけつかお)、化痰(かたん)とは血液がドロドロして流れが悪くなっていることをサラサラに流していくことです。
背中がポカポカして肩が硬くなってきた方には、引火帰源の方法をご説明させて頂きました。
この方法だと効き目があれば一発でいろいろな症状が楽になりますので、中医学恐るべし!となります。
引火帰源(いんかきげん)とは、腎で燃えている命の火が虚火(きょか)となり飛び出している状態を元の腎の位置に戻す方法で深遠な世界です。
漢方相談会の中では「耳鳴り」を随伴症状として訴える方もよく出てきましたが、今まで耳鳴りに強い中医師の先生にトレーニングを受けていたし、自分なりに納得のいく勉強をしてきたので慌てずに耳鳴りも良くする方針で相談できました。
こうしてみると痺証の痛み、しびれの漢方相談に、子宝系の漢方相談が多いと思いました。
今後とも勉強してもっとレベルを上げていきたいです。
最近は中医学の原書、中国語の漢字を読んでいて生薬単位で医案(症例集のこと)を精読しているので、方剤を選ぶときにも論理的に考えられるようになってきました。
以上、先週の漢方相談会のまとめでした。
今週も頑張ります!
<2013年6月16日 村山市 母なる葉山を眺めます>
水が入った青々した田んぼには、葉山の風景がよく似合います。